#絵本未満・・・、ぼくのへそのゴマ星人②
#チャレンジ・・・ 、ぼくのへそのゴマ星人。。②
「うーん、ぼくのへそもまんざら捨てたもんじゃないな!!」と少し自信を持ちながら続きを聞いていたら、へそのゴマたち、急に小声になって、「どうやら敵に秘密を知られてしまったゴマ。ゴマったなぁ?!」と、ぼくをまるで敵あつかい。
そこは小指で、「ヨシヨシ。」と、ゴマをすって、なんとか続きを聞きだしたんだ。
なんでも、彼らはゴマ星からやってきたスパイらしく、ぼくのへそを利用して地球の秘密をいろいろ探りだしているらしい。
なかでも、ぼくたち子どもは、情報収集のターゲットになっていて、とにかくマークされているようだ。
「また、がんじがらめにされちゃうのかぁ」と、今度はため息が出てきた。ため息まじりに思わず、大きく息をしたら、ゴマ星人たち、次から次へと、ぼくのおなかの上にでてきて、くすぐったいやら、気持ち悪いやら、もう大騒ぎになってしまった。 (つづく)