バセドウ病になりました
「この検査結果を見る限り、バセドウ病ですね。早めに専門機関を受診してください」
7月19日、病院で医師からそう告げられた。
私の頭の中は「は?バセドウ病?なにそれ????」だった。
病院の待合室で家族に「バセドウ病って言われたんだけど……」とLINEを送り、ネットでバセドウ病を検索した。しまくった。
どうやら20〜30代の女性に多い病気で、原因は不明だがストレスなんかでホルモンバランスが崩れ、発症する人が多いらしい。
死ぬ病気ではないが、完治もしない。一生付き合っていく病気のようだ。
この時点で既に涙目。
次にバセドウ病の症状。
動悸がする。汗をかきやすい。疲れやすくなる。
ここまで読んで確かに身に覚えがあった。
お酒を飲んで帰ってきた夜、心臓がドキドキして眠れない日が何度かあった。
飲みすぎたのかな、ぐらいに思っていたが、バセドウ病の症状だったのかもしれない。
翌日、紹介してもらった市内の総合病院を受診し、医師から
「数値を見る限りバセドウ病だけど、軽度だし、薬もいらないでしょう。
発症したのも最近かもしれない。
一ヶ月様子を見て、数値が悪くなってたら治療しましょう」と言われ帰ってきた。
(ホルモンバランスの病気なので)一過性の可能性もあるとのことだった。
一ヶ月後の血液検査で数値が戻っていれば問題ないらしい。
調子抜けするほどかるーい口調の医師の診断を受けて家に帰り、やっと落ち着くことができた。
この2日間、生きた心地がしなかった。ほんとびっくりした。
自分が死ぬことを想像することはよくあるが、実際に自分が病気だと医師から告げられたら、こんなにも私は動揺するのかと思った。それぐらい精神がグラングランになった。
幸い、日常生活は問題なく送れるらしいので普段通りの生活を送っていたのだが、問題が起きた。
騒動から数日後、行きつけのご飯屋さんに行き、美味しい食事とお酒を少々嗜みご機嫌で帰ってきたのだが、どうも調子がおかしい。っていうかしんどい。心臓がバクバクする。なんだか息苦しい。
能天気な頭で「ちょっと飲みすぎたかな?」と思いながらベッドに入るも、やっぱりしんどい。心臓は相変わらずバクバクしている。
眠ることもできないし、スマホでバセドウ病 タブーみたいなワードで調べると、ばっちり書いてあった。
・タバコ
・アルコール
・カフェイン
・ストレス
この4つがとにかく厳禁だそうで、タバコとアルコールは動悸が激しくなるので特にダメらしい。
……。
………。
…………デスヨネー。
っていうか、先生に聞いておけばよかった。すっかり頭から抜けてた。
(言い訳をすると初めて行く病院で興奮していてそれどころではなかった)
タバコは元から吸わないけれど、お酒は好き。
しかし背に腹は変えられない。っていうかしんどいの辛い。無理。
ということで血液検査の結果が出るまでの約一ヶ月、断酒生活を始めることになりました。
お酒飲むようになってからこんな長期間お酒抜いたことないので我慢できるか不安です。
でもがんばりまーす。
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