白でも黒でもない色に思いを馳せる。
SNSで流れてきたニュースを見ていると、今の社会には優しさや思いやりが足りないなと感じることが多いです。
世間的に頭が良いとされている人たちは、グレーゾーンにはあまり目を向けず、白と黒がハッキリしていて、それゆえ言葉が鋭く聞こえます。
だからこそ、頭が良さそうに見える一方で、その発言はすごく排他的な印象があります。
以前、ブレイディみかこさんの「何とかならない時代の幸福論」という本を読みました。
その本によると、イギリスでは日本よりも移民が多く入ってきているため問題が深刻化しており、肌の色や文化的・宗教的な背景などが異なる人と社会の中で共生していくために、相手の立場になって考える能力(エンパシー)が重要視されているそうです。
そして、エンパシーを育むために重要なのが演劇をすることで、イギリスでは演劇の授業が盛んに行われていると書かれていました。
今の社会で権力を持っている人たちを思い浮かべると、弱肉強食の社会でその立場を勝ち取った、競争を生き抜いた人たち、が多い気がします。
日常のちょっとしたやさしさが大事にされる社会だったらいいのにな
ということをふと思いました。
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