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授業参観

先日、初めて小学校の個別級(特別支援級)の授業参観に参加した。1クラスに色々な学年の子がいるんだけど、小人数でみんな発言したいときに発言して、でも騒々しくはなくて。

なんていうか、みんな主体的に取り組んでたなぁ。
アクティブラーニングみたいな感じで、先生も1人1人の特性や性格をよく理解していて、普段の関係性の良さがうかがえた。
学年が違う子達をうまくまとめ、児童の発言を引き出し、先生の力量の高さがよく分かる授業で、とても楽しく好感が持てた。

電車が好きな子は大きな模造紙に電車や駅名等、好きなものを好きなだけ書いて、パーテーションに貼ってある。そのパーテーションの中で秘密基地みたいにしてその子は勉強しているらしかった。いいなぁ。

個別級の子は、大体みんな強烈に好きなものがあって、それを自分で発信している。だから「あの子は○○が好きなんだよ!」とみんな理解している。
皆、好きなものはさまざま。
そして、周囲はその子の好きなものを認めていて、否定せず、からかいもしない。これって、パラダイスじゃない?!
こういうのって、いいなぁ。

一般級(交流級)だと、人数も多いし、ここまで他の子の好きなものを理解できる環境じゃない。ここまで「好き」を発信しないし、「好き」の程度も特性ある子より低い気がする。。。

一般級の授業参観は、見ている方も正直、それほど楽しいわけではなかった。でも、個別級の授業参観は楽しい。本人も楽しそうだ。

その子に合った環境に身を置くと、こんなに変わるのか。個別級の担任の先生は、「カイさんは交流級にいる時は死んだ魚みたいな目をしてましたよ。教室のざわざわが苦手だけど、教室から出ていく事はよくないとわかっているからしないし、立ち歩きもしない。授業の妨害はしない。でも、授業はつまらない、辛かったと思うよ。今、見てよ、イキイキしてるでしょ?」と、話してくれた。
本人も日々「個別級、サイコー」と言っている。迷ったが、個別級への転籍という私の選択は間違ってなかった。

そう考えると、いつ、一般級に戻るのか?ということはまだ考えたく無いような・・・。

カイは、兄姉と同じ地元の公立中学に行くという選択肢しか知らないので、兄姉と同じ中学に行くと言っているが、特性ある子を受け入れている私立も考えたほうが良いのか・・・。
そのほうが、カイにとって良い環境なのか?

どちらがカイにとって良い選択なのか、まだ分からないが今後の彼の成長をみて決めよう。

私立中、高いかなぁ。。。高いよなぁ。

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