8.力
ヘブン神・野聖エルサMです。これもタロット用に描いた気がする。とくに考えずそのまんま描いた系ですね。立ち姿の隣にアイス版の獣姿を添えています。
モトネタが「野生のエルザ」という有名な映画でして、アフリカのケニアを舞台にしたメスライオンの話から来ています。なので背景はサバンナっぽく明るい絵柄に。
カードの名前は「力」ですが、どちらかといえば精神性の強さを表すカードです。意味は正位置で、力量、理性、知恵、勇気。逆位置は、人任せ、優柔不断。本来の絵柄は落ち着いた感じの女性が強面のライオンを宥めています。これは、理性を司る女性が強い力を誇るライオンを制している、ということらしいです。
チョコの野聖エルサMは12弾天使ヘッド。この頃、ヘッドは一弾に二枚ずつで、もう一枚は悪魔ヘッド「魔スターP」。普通の悪魔ヘッドと違って、ヘクサゴンが三角形・・・トライゴンとなっています。また、キラシールではなくて箔押し。他のヘッドより若干弱いことが表現されています。その体内に強力な悪魔ヘッドが謎の聖神によって封印されているとか。
対してキラヘッド天使シールの野聖エルサMの右手に握られた杖の上についているのは、封印されているはずの超悪魔の切り取られた手。左手に聖典。落ち着いた女性の姿の天使ヘッドは、シールの立ち姿だけでその力量を醸していたものでした。
また、彼女は聖神ナディア直属として悪魔・天使に対して中立です。表層界(天聖界や天魔界が属する世界)の住人はたとえヘッドのスーパーゼウスであっても、彼女に敬意を表します。
ビックリマンで彼女ほど「力」に相応しい人物は、他にいません。
ヘッドはどれも魅力的ですが、彼女の魅力もまた格別です。