20.審判
これが最後・・・と思ったら二枚残ってた!
これもタロットカード用に描いた絵ですね。私はこの審判に「復活、神の慈愛」のイメージを持っていて、モチーフを即座にロココの復活に決めたのを覚えています。
そして月日が流れること十余年、すっかり忘れていた愛染かぐやのリボンを付け足してようやくちゃんとしたカード絵になりました。ごめんねえ、かぐやさん。
これを描いた当時ナーディではなく聖神ナディアをお若い姿でイラスト化されている方がいらして、よーし自分も!とチャレンジ。ナディア様であることからかけ離れることなく描いてて楽しい女神様にしたい、と思いながら作りました。
手・・・これを描いた頃は指がごんぶとなだけで普通の手だと思っていたんですが…。10年前に出た聖神ナディアの前身アネ・ナディアの指はケモ手。Sゼウス外伝の「双子次神子創出」とBゼウス外伝の「闇の次神子誕生」は指三本なのよね…ナディアBWPは5本指なので・・・ナディア様の手にはどんな事象が発生しているのか…年を経るごとに、もしくはパワーの増大に従って鳥に近づいている?
GHさんのシリーズに「ひかりの鳥(ディアナ)」の影響があるとしたら嬉しいですねえ。いや、たまにシリーズとして本当に相関しているのか不安になることがあるので。
さて、カードの意味。
正位置で復活、祝福、再生。逆位置で、警告、罰、取り消し。
圧倒的に「出ると良いカード」です。死の逆位置との違いは、強力な救い。神帝がメイドンへ転生したことは不可逆の再生。ロココはその名前を残し記憶をもってイエス・キリストさながらに復活します。生命の営みとして不可逆の再生より、失われたものをそのまま取り戻すことのほうが尊い、という考えがあるのかもしれません。だから、審判は「奇跡のカード」でもあるのです。