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みっかめ:文章能力向上(できるのか?)週間  デビュー?

ちょうど9年前、NYのマンハッタンに数か月いたことがあります。
語学留学というわけでもなく、一番の目的はなるべく多くの芝居を観ることでした。結果、40くらいの芝居、ミュージカル、オペラ、バレエを観ました。とはいえ、英語は堪能ではないので、やんわり理解くらいでしたが。

毎日は観に行けないので、空いているときは観光がてらブラブラしてました。歩いていると、映画なのかドラマなのか、撮影しているところを何度か見ることがありました。さすがマンハッタン!
ドラマを見ていたら、近所のスーパーが映っていて、「もしかしてあの時の!?」ということもありました。

ある日、道に人だかりができていました。隙間からのぞくと、黄色いテープが張られていて、パトカーがあって、警察官もいて・・・まさに事件現場!「うわー!こんなんドラマでしか見たことないわ!」と思ってたら、なにかがおかしい。よく見たら、ちょっと離れたところにカメラが。・・・ってドラマの撮影か!

スタッフの方々が忙しそうに右往左往しているのを見ていたのですが、スタッフの一人が突然、私のいる野次馬たちに『こっちおいで!』と言いだしました。黄色いテープの前にはすでに何人かエキストラの方がいたのですが、もっと欲しくなった様子。せっかく野次馬いるなら使っちゃおう!ってことらしい。

なんとなく流れに乗って私も参加!
ちゃんとカメラチェックをしてリハして本番の流れ。英語が早口でも、なんとなく分るもんです。カメラが回ったら、ちゃんと野次馬らしい演技をしてました。カメラが回ってないときは、隣のお姉さんと『おもろいね!』とたどたどしい英語で会話を楽しんでました。

撮影中は見たことのある俳優さんと女優さんがかっこよく黄色いテープをくぐっていったりと、数シーン取っていました。

あるシーンでは、救急隊員が野次馬をかき分けていくシーンで、ちょうど私の横をカメラとともにかきわけて行きました。『これは!ちょっと映るかも!?』カメラが止まってからニヤニヤしていました。

あっという間に撮影は終了。お水のボトルをもらって、肖像権の同意書に名前を書いてまたブラブラと観光しました。


その時は8月。メチャクチャ暑い日でした。もちろん私は半袖
歩きながら撮影のことを思い返して・・・

『・・・あの俳優さんたち、コート着てなかった?』

そうなんです!8月に撮っているということは、早くても秋スタートなんですよね。だから、俳優さんたちは秋冬の恰好なんです。でも、私たちはモロに夏!「え?あれはお蔵入りか???」マジで心配になりました。

その後、そのドラマが放送されて、もちろんすかさずチェック。
あのシーン、ありました!ちゃんと。
救急隊員が野次馬をかき分けていきます・・・緊迫感とともに画面は上下に揺れています・・・ええ。揺れてました。ブレブレです。野次馬がいるのがわかりますが、洋服は色くらいしかわかりません。

さすが!プロ✨

でも、ちょっと映ってみたかったなぁ・・・かろうじて私が着ていた服の色は確認できました。・・・青色が。

とはいえ、本当に貴重な経験をしました。


そのドラマはコチラ。

帰り際、スタッフさんに「君はいい役者になるよ!」と言われました(笑
・・・いい思い出です♪


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