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ようかめ:文章能力向上(できるのか?)週間  魔女の一撃!

「ぎっくり腰」は「魔女の一撃(Witch's shot)]と呼ぶんだそう。

一撃・・・それにふさわしい衝撃でした。

今朝、朝食を作り、お茶を入れようとちょっと屈んで瓶を取ろうとしたら「ぐおりっ!!」という音とともに動けなくなりました。
まさに腰の骨が滑ったような感覚と、激痛・鈍痛のコラボレーション。もう、息をするのも、少し指先を動かすのも怖いくらい。

しかし、これは人生二回目。

落ち着いて何とか深呼吸し、痛くない姿勢を探します。無理に座ろうとすると腰を曲げるので逆に痛くなることがあるので、そのまま立って目の前の朝食を食べました。

その後はサロンパスを発掘して、鎮痛剤を飲み一日中寝ていました。
おかげで、少し楽になりましたが、まだ椅子に座るのは辛いです。


一回目の「ぎっくりごし」は XX年前、うら若き高校生の頃でした。
その日は休みで、友達と電車に乗って市街地へ遊びに行く約束がありました。滅多にない、ちょっと遠出のお買い物です。
朝のシャワーを浴び、脱衣所で体をふき、Gパンを履こうと片足を少しあげた途端、「ぐきっ!」と音がしました。その時は何が起こったかわからず、ただその後に来る激痛であげた片足を下すのも大変でした。

その状態で数分間、体のどの部分も動かす事ができませんでした。息をするのもつらい。やがて洗濯物をしたい母が入ってきました。
「なにやってんの?」
「・・・いたい。腰。」
少し話をしたことで気がまぎれたのか、その後少しずつ動けるようになり、着替えることができました。

その頃の私は柔道をしていて、よく体を痛めたりしていたため、ぎっくり腰とは気づきませんでした。というか、うら若き娘がぎっくり腰になるわけありません。ぎっくり腰といえば、お年寄りがなるものです。

なによりも、滅多にない電車で市街地に遊びに行く予定があります。
鈍痛はありましたが、自転車はこげそう・・・私は自転車をこいで、駅に向かいました。

友人と駅で合流。電車に乗ります。「朝さぁ・・・」とGパン履こうとしたら腰が変になった話をしながら市街地へ。ショッピング開始です!
・・・が、2件目くらいでどうも立っているのもつらい。だんだんと腰の痛みが増していくようです。
あまりにも辛くて、カフェに入り座ってみたものの、ずっとつらい。
そんな私を見て友人もつらそうです。
「ごめん。帰ろう・・・。」
早々に楽しいはずのお買い物を切り上げて電車で駅まで帰っていきました。

駅に着くと、もう激痛で自転車もこげそうにありません。
情けないですが、父に電話して迎えに来てもらいました。結局痛がり方がひどかった様子を見て、そのまま整骨院へ。

「あー、これはぎっくり腰ですね。」
「え?わたし高校生ですけど?」
「若くてもなりますよ。」
「足をあげただけですけど?」
「きっかけは色々なんですよね。」

無事に「ぎっくり腰」認定。
お年寄りの病気だと思っていたものが自分に降りかかって、痛みよりも「ぎっくり腰」という診断にショックでした。

その後、私のぎっくり腰エピソードはしばらく話のタネになりました。

それからxx年。今日も話のタネになって・・・よかった?


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