戦争と平和
戦争と平和は対立の関係だろうか?
世界平和は本当に存在するだろうか?
人類が平和でありますように、と願ったことがある?
先週の木曜日のこと。
ウクライナに足を運んだラッパー、神澤清さんのお話を聞く機会があった。
戦争をなくすために何ができるんだろう。平和ってなんだろう。
僕には結論は出ませんでした。でも、今この場は、平和だと思います。ウクライナにいても、パートナーと自分の間では平和を感じた、そしてウクライナで生活している人たち、彼らもまた、平和なのだと思います。だから、愛する人を想ってください。今日のことを話してください、と。
そして、こんな問いで締めくくられた。
「あなたの使命はなんですか?」
ーーー使命。
目の前で語りかけるのは25歳の、自分と変わらない一人の若者で、彼は問うている。あなたの使命はなんですか?
わたしの使命はなに?
まだ、わからない。到底わからない。
だから、いつも考えつづけていたい。自分の心に問い続けていこうと思う。
帰り際、ご挨拶をする時間があった。とても小さな集会だったのだ。そこで私の口をついて出た言葉に、自分でも少し驚いていた。
「今日、お互いの考えを理解しあおうとした時間、たしかに平和を感じたし、明日、明後日、誰と何を話そうか考えたくなりました。そうやって、自分たちの平和を守ってもいいんだと思いました。」
明日、明後日。誰と、何を。自分たちの平和。守る。そんなふうな語りを、はじめて会ったひとにぶつけている自分の口に驚いたのだ。なんてくさいんだ。
ちょっとくさいけど、でも、たしかにそう感じた。愛のあるところを平和と定義していい。
今夜、明日、週末。誰と会って何を話そうか?そんなことを考えること、そこに愛を感じること。
もっともっと、愛を語ろう、そして平和を感じよう。そんなことを思った夜だった。
たしかに、国家間のいざこざを動かすにはあまりに無力だけれど、でも少なくとも。
わたしたちは平和をここに生み出すことができる。市民として、愛を紡いでいける。紡ぎ合わせて、平和を大きくすることができる。そこに戦争の脅威は介在させない。それくらいの強さで。
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