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[追悼]推しは推せる時に推したかった。

推しは推せる時に推せ。

引退の可能性があるグループ系を中心にオタ活界隈でよく聞くワードだが、私の推しの場合
還暦越えなど活動寿命が長過ぎて、いつ体調に異変があってもおかしくない中にいる人々が多過ぎるのでそう言う解釈になってしまっている。

近年ではP-MODELで活動していた福間さん。この方は私の両親とほとんど歳が変わらず、お亡くなりになる前日までTwitterで呟いていたため、訃報が出ても公式の報道が出るまで悪質なデマと扱われていた。(当時は年明けで亡くなったのは元旦だった為、7日まで公での報道は控えられていた)


遂に、私の推しが、つば九郎先生が亡くなってしまった…しかも早死に…


あと3年くらいは耐えてくれと私は願っていた。
夢を壊す話をすると、つば九郎はずっと約30年間同じ人であることを知っていたからだ。
確実な根拠は無いが、週刊ベースボール(2022年)でのアクターは初代からずっと同じ人であると言うぶっちゃけたソースや、文章の特徴などから同じ人だと私は確信していた。

恐らく5月ごろに行われるであろう松山での試合で先生に再びお会いしてたいまんとーくで私に対してフリップで「はたらけ!」と鼓舞していただきたかった。
その為に、2月は半ばうつであろうと、不調であろうと、頑張って働きに出ていた。

結局最後に見たのは去年の8月のつば九郎DAYが最後であった。あの三日間はこちらの不手際で楽しんで見ることができなかった日もあった。

東京にも気軽に行けないと思い、ディナーショーも高いと思い、そして唯一応募した名古屋公演のトークショーにも全落した。
なので今年は遂に中日のFCにも入った。

定期的に値段の高い筆談トークショーを行い、現金な事ばかりすると思っていたが、つば九郎は他のマスコットと事情が違うと考えると今となっては何とも言えぬ複雑な感情となった。
あれも、あの頃から色々察してた故の最後の悪あがきだったかもしれない。


CBC(東海テレビ)の誤報から気が気でなかったが、その悪寒は現実と化した。
これは私だけでなく、他のつば九郎ファン、ヤクルトファンにも言えることだろう。

もっと言うと、ヤクルトの選手陣、コーチや監督などの首脳陣、そしてドアラさんを始めとする他のマスコットや、真中さんの心情を考えるともっと心が苦しくなる。
彼らの間でどのような会話が行われていたのかは分からないが、出来ればもっと長く交流していたかっただろう…


こっから現地語りコーナー

7月の筆談トークショーで、めっちゃ間近で撮れた、つば九郎先生
今はなきつば九郎ハウ巣の中のフリップ集
前述の筆談トークショーの特典のエコバッグ。
普段使いしている
甲子園のヤクルトファンの少年にサインを描く先生
ドアラ30周年記念モニュメント(すしざんまい)
てえてえつばドアラ

もうこの組み合わせが拝めないのが一番辛い…


欲を言うと、サイン色紙を目の前で書いて欲しいと言う欲もあったが、叶わずに終わってしまった。
6000円ほどで買った直筆サインカードを持っているが、やはり直接直筆で…

大阪から応援している身として、気軽に行けるわけでもない東京で会ったり、ドアラさん30周年イベントで手羽タッチが出来ただけでも上等だと思う。
もっと早く出会っていればと思っているが、遅く知った身として仕方ない。そう思わねばならない…


先生には大学時代の後期頃に出会い、悶々と生きていた際に励まされた。
お陰でなんとか卒業出来たのでもはや恩人の一人である。

しかし、ビールを1杯ぐびぐびと飲んだり(いわゆるぱとろーる)、不摂生が盛んであった為、そこが不安の種の一つであった。
体の強さが武器だと言ってたのでまだ何とかなると思っていたが、体調不良の発表も含めあまりにも唐突だったため衝撃と同時に遂に不摂生のツケが来てしまったか…という感情もあった。


我々が知っているつば九郎先生が遂にいなくなったと考えると、次はやはりドアラ先生の方に心配が行く。

あの方は健康的な生活を心がけてはいるもの、アクロバットを売りにしているという性質上いつか退場する日は来ると思っているし、去年の2週間ほどの休養は本気で心配したし、こちらも油断が出来ない。

だからこそ今の中日のやり方に納得がいかない。
今年のイベントではドアラさんばかり出したり、ナゴド前イオンモールもドアラ装飾で固めたりと、危機感を持つどころか完全に齧り付いている状態になっている。

ドアラさんに比べると弱いとは言えシャオロンやパオロンも十分魅力がある訳だし(パオロンは今年アニバーサリーなのに、何故パオロンデーが無いんだ!)、アクロバット枠も日ハムのBB→プレップみたいに今から用意した方がいいと思う。
マスコットも寿命がある以上、運命であると思う…

死人を弔う時にこういう話題はよそう。


自分語りが長くなってしまったが、暫くはこの現実を思い出すたびに辛い日々が続いていくだろう。
私は仕事もまともに手がつくか不安だが、彼が生前ブログで綴ってた

まけるもんか! みんなえみふる

今、最もできる弔いは、前を向いて人生を生きていくことだと思っている。
働くのはしんどいが、つば九郎のやっていた事に比べるとなんて事ないと信じたい。

私はお金が無く、イベントごとを選んで諦めてきた結果、このような事態になったので今後は無理をしない程度に応援したい人を応援していきたいと思う。


マスコットに中の人などいない、しかしながらつば九郎は甚大な魂を得てしまったが故にこうなってしまった…
次がどうなるかは分からないが、お陰でヤクルトというチームにも興味を持てたし、野球にも興味を持てたので、これからも追っていこうと思う。

球団のニュースでは長期休養と書いてあるので、再びつば九郎が復活する可能性もあるだろう。
プレッシャーは強いだろうが、そのつば九郎も私は応援していきたい。



30年間、つば九郎のキャラを築き上げ、球界を盛り上げてくださりありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

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