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MajiでNyukyoの5秒前

・少し前に韓国語の勉強をしていた時に日本語の土地の名前、沖縄とか、大阪とか北海道とか、そういうのをローマ字みたいに、ハングルで書くという課題がかなり序盤に出てきた。

・ハングルをほぼ習得していたわたしは、なんの気無しにその課題に取り組んだ。秒で課題を終え、採点してみたら一つもあっていなくて。あ、わたしってローマ字がそもそもよく分かっていないんだなと寂しくなった。悔しいけど、わたしって、そういうところがある。一応今回だって検索した。ローマ字 入居。

・友達に教えてもらった、かっこいいアルバム。
入っている曲全部が良かったし、ジャケットデザインもかなり好み。この曲がいちばん好き、ドコドコいってて、落ち着く。いい収穫。

・最近はまた、一周回ってピンク色が好き。
黒いワンピースの一張羅を増やしているので、今年の冬はパッと目を引くピンクの何かを合わせたいと思っている。

・カトラリーのこと、一生カラトリーって言ってしまう。この前カニ食ってんじゃないんだぞ?って結構鋭くツッコミをいただいて、久々に赤くなる感じで恥ずかしかった。21歳。


・先月、中央区平尾に引っ越した。便利、Majiで。

毎日出勤の時間に銀杏BOYZがカバーしたMajiでkoiする5秒前を聞いている。なんかそういう街に越してきた気がして。こういうのも、わたしには多分プラシーボ効果。オシャレな大人が多いのでいそいそと、人の目を気にしながら買い物に行ったりしている。なんか食パン選ぶ時とかもなんか、パケ買いとかしてしまいそうになる。人の目を気にする、というよりは他人へのアンテナが敏感になっているという感じだけれど。

・あと、今日はめちゃくちゃ寒い。突然5度くらい温度が下がっている。流石にエアコンの出番なしで窓を開けて過ごせている。夏の間は外出時もエアコンを惜しまないタイプだけど部屋の電気をつけっぱなしで寝ると2時間くらい落ち込んじゃうと最近気づいた。けどこれ、ベクトルが違うと思うの。明かりと風の話じゃない。でも全部でんきでできることか……

・私はなんでもできることとか人を、なんか怖いなと思うタイプなのだけど、AIとかコンピューターとか、マルチに活躍するそういうのに仕事を取られまいとする時、人は皆職人の顔をするのではないだろうか。それって結構どの職業でもカッコいいなと思う。豆腐屋さんに就職したけど、本当はカレー屋で働きたい。

・これも最近気づいたことなのだけど、飲食サービス業には休みがない。会社員だったら週末はプライベートとして切り離せただろうに、うちの会社は特に頭が休まるという状態に至るのが難しい。わたしがクリエイティブを志していたからこそ、その境が曖昧なだけで普通の人の働く感覚だったらきっと耐えられなかっただろうと思う。

・暗に、わたしの先輩は入りたての頃に本当にひどい帯状疱疹ができたそうだ。普通は50代くらいでなるやつらしい。わたしだったら絶対にやめる。友達でも兄弟でもやめさせる。けど、その先輩は今も元気に仕事をしている。エピソードとは裏腹に、ガッツのある先輩に、まほは絶対帯状疱疹ならんやろうなと言われた。

・そりゃそうですよと大きな声で笑ってみせたけど、その先輩は知らない。わたしが鬱になったこと。過食だったことや、長い間不眠症だったこと。引きこもりの学生時代のこと。だいすきな勉強と大学をやめ、働くことがなによりの苦痛だったこと。みんなどこかで痛みのポイントを押さえている。
わたしはたまたま、ただここじゃなかっただけなのだ。その先輩のことをケアしてあげたいと日々思うのだけれど、痛みと向き合うことから自分自身目を逸らしているので、何にも言えずにいる。

・私は自己肯定感がとてつもなく高いことで知られていて、自分に甘い設定で人生を生きているのだけれど、みんながみんなそういうわけではない事に気づいていて、そのギャップに生きづらさが残ったりする。だけど、もうそこに悩んだりはしない。

・悩むのはそれ自体が贅沢な事だ。時間も脳みそも使って、なにかが生まれたり、なんにもうまなかったりする。どちらであっても、余裕のない人間はそもそも悩むことすら許されない。

・最近悩むことができなくなったと思う。考えるのをやめると紙一重だけど、一つのことをうんうんと悩まなくなったら、確かに生きやすくはなった。

・本当は深く潜って、自分の底が見たい。生きづらさは種なのだ。大した願いもなくこの世に生み落とされたわたしのコアだ。仕事が忙しいのと、引越しが落ち着かないのと、正直なところ色々なタスクの中で自分のことを考える余裕はない。気にしなくちゃいけないのはお洒落な人間たちの目なんかじゃなく、自分の才能の芽をはやく誰かに摘み取ってほしいという本音のはずだと、今日も一人この胸の痛みと2畳のキッチンで向き合っている。やっとの入稿。

【今月の読み欠け】

見る人が見れば
わかるようなそんな恋をしている小指のアート

また明日以降の約束伸びた爪のやらかいところ

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