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ネクラは舞台で輝ける!~演劇のスヽメ~

歌い人sky_flatです。
ご覧いただきありがとうございます。

【この記事の結論】
内省的な人、自分に自信がない人、自己表現が苦手な人こそ演劇をしてほしい!
以上おわり!!!

と書いても意味不明ですよね。

今回は、自己肯定感ゼロのド陰キャコミュ障な私の過去と、そんな私が演劇をおすすめする理由を2つご紹介します。
1人でもいいから、誰かのお役に立てたらうれしいです。

どうせ自分なんて~ネクラな私の過去~

双子に生まれて常に比較されてきたからか、失敗を引きずりやすい性格のせいかは分かりませんが、
気がついたら何事につけても
 どうせ自分なんて

と思うようになっていました。

どうせ何をやっても弟には勝てないんだ
どうせ今度も失敗するんだ
自分なんて何もできない役立たずなんだ

と、本気で思っていました。

小学生の頃から合唱を続けてきたので、歌が好きだという感覚はありました。
が、「得意」だとは思っていませんでした。
自分よりも上手い人が周りにたくさんいたから。

おすすめ理由①~考え込むクセが力になる~

私が演劇をおすすめする理由の1つは、
内向性による「考え込む」クセが、役を作り込む上で非常に役に立つからです。
そもそも私が演劇の世界にのめり込んだのはミュージカルの公演に参加したことがきっかけでした。
※その経緯についてはこちらの記事をご覧ください。↓↓↓

私がもらった役は、好奇心旺盛であちこち動き回る三枚目でした。
しかも、人間ではなく鳥。(鳥!!!)
演技なんて1ミリもやったことがない私は毎日叱られてばかりです。
鳥としての動き方、声の出し方、キャラ作り。
求められていることが普段の自分とはかけ離れすぎていて、どうしていいのか分かりません。
が、ここから内省的な私の長所が生かされてきます。
もともと自分の殻にこもって考え込む傾向にある私は、1つのことを突き詰めて考え抜くクセがありました。
内省的とか社交性が低いという自覚のある人にはある程度共感していただけるんではないかと思います。
この性格が、演劇の役作りと非常に相性がいいんです!

「クソまじめ✖️ネクラ」という特性を持つ私は、ひたすらに役の設定を考えては鏡の前で練習し、共演者にもたくさんアイデアをいただきながら役を深めていきました。
そしてそれをだんだん楽しめるようになって、自分の身体に役を染み込ませるという感覚を持てるようになりました。
演劇というとお客様の前で華やかな世界を披露するイメージが強いですが、
本番に至るまでの役作りにはとても緻密な思考や忍耐力、そして時に孤独な自分との対話が必要です。
「内省的」と言われる性格には、そういう仕事と丁寧に向き合うことができる要素を多分に含んでいます。
これが、ネクラが舞台で輝く理由の1つめです。


おすすめ理由②~自分ではないものになれる~

私が演劇をおすすめする理由の2つめは、自分でないものになる快感を味わえるからです。
内省的な人や自己肯定感の低い人は、
自分自身のことを否定的にとらえる傾向があると思います。
私も例に漏れず、自分のことが大嫌いで全く価値のない存在だと思ってきました。
しかし、役を深めて身体に染み込ませていくと、嫌いな自分から離れられるんです。
鳥を演じている間は、私という存在を忘れて鳥として生きることができるんです。

役を生きている間は自己否定の感情に押しつぶされずに済む
 
このことに気づいた時から、心が少し軽くなるのを感じました。
舞台に立っていれば、嫌いな自分という枠を離れて、誰かに喜んでもらうことができるんです。
さらに、色んな役に挑戦する度に表現の幅が広がっていきます。

自分は何者にでもなれる

この感覚を持って以来、生きるのが少し楽になりました。
これが、演劇をおすすめする理由の2つめです。

まとめ

私なりに、ネクラが演劇を通じて前向きになれるということをご紹介してきました。
もちろんネガティブな感情がなくなるわけではありません。
舞台を降りて日常を生きていると、どうしてもしんどくなることはあります。
それでも、日頃抱えている負のエネルギーを、私は演劇という形で昇華させているんだと思います。

演劇の世界に出会って、上手く感情の波をコントロールする術を手に入れました。
演劇をやれば誰もがそうなるとは限りません。
が、そういう可能性は大いにあると思います。
この記事を読んでくださった方に、1ミリでもお役に立てればうれしい限りです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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