Yotube:Joeさんのチャンネルで投資勉強(5月4日)

 非常に勉強になるJoeさんの投資家養成チャンネルの5月4日の動画です。

 私は初心者なので、動画を1回見ただけではなかなか理解できず、知らない単語でパニックになってしまうこともあるので、毎回、概要をまとめています。
 このまとめが、皆さんの役に立てばと思い共有します。

 動画の参考にしてください。

1.直近マーケットの状況について(令和4年5月4日水曜日)
 米国株式市場は、大きく動いていないが2日連続で続伸。売りに傾き過ぎていたため、更なる売りにはならなかった印象。なお、マーケットの警戒感は、引き続き高いと考えられる。
 その中で明日(日本時間で5日の午前3時)のFOMCの内容次第では一時的(短期的)に反発上昇する可能性もある。ただし、金利の上昇やQT(量的引締め)の動きを考えると安心はできない。
 当日のFOMCにおいても、マーケットにポジティブな内容の発言をするのは難しいのではないか。むしろ、市場はポジティブな発言を探るが、見つけられない場合、悲観的になる可能性も考えられる。
 
2.直近マーケット等の状況について(令和4年5月4日水曜日)
 NASDAQは市場がクローズした後に若干の上昇をしている。過去半年程度の安値12,900付近を下に割れるかどうかが注目ポイント。NASDAQに限らず、市場の動きは明日のFOMCの結果次第で上下に大きく動く可能性がある。どちらの方向に動くかはわからない。
 
 2年債金利の動きにも注目。直近高値(2.7%付近)を上抜ける動きがある。短期の金利が上昇している状況から察するに、マーケットとしては、今年後半にかけての物価上昇及び金利上昇の予想がついていないことが見て取れるのではないか。
 5年債及び7年債も3%を超えてきており、10年債も3%を超えてきている。金利高は継続することが想定される。今後、例えば、2年債も3%を超えることでリセッション(景気の後退)が来るとなると、ますます10年債金利との逆イールドが注目され、リセッション確定 となる可能性もある。今後、金利カーブが注目。
 
 天然ガスの先物(コード:NATURALGAS)については、600を超えて急上昇している。今後も下落の余地は非常に少ないことから、天然ガスの先物価格を注目することで、物価上昇に対する市場心理が伺えるのではないか。
 
 VIXについて、高い(30付近)位置にある。指数が30を超えると株式購入のサインとも言われるが、マクロ要因に買う材料はない。ただし、個人がVIX指数を確認して買い支えている等の動きは考えられる。
 機関投資家の動きを考えると、現状の市場心理から推察して下落したタイミングで株を買うというよりは、上昇したタイミングで売る方があり得るのではないか。

3.マクロのニュースについて(令和4年5月4日水曜日)
【CNBCの記事に関して】
 FEDが50ポイント利上げすることは織り込み済みで、注目点は、更なる利上げやQTに積極的に動くかどうか。パウエル議長のスタンスとしては「年末までに物価上昇がまとまってくる可能性がある」旨の発言をしていたが、このスタンスに変化があるかどうかが注目。更には、QTに対する考え方が注目。
 今の状況でパウエル議長がマーケットに対してポジティブな発言をすることは難しいのではないか。そうなると、曖昧な発言内容からマーケットが恐怖を感じて下落することも考えられる。

 CMBCの調査によると、FEDが何をしても57%の人がリセッションに入ると予想している。少し前に行った同様の調査では、20から30%程度であったことを考えると、市場心理は1か月程度で急激に悪化していると言えるのではないか。

 
【ウォールストリートジャーナルの記事に関して】
 米国の賃金上昇は6%程度で1年前の2倍となっている(通常時は2から3%程度)。米国の雇用市場では、求人が大量に出ている一方で、好待遇(福利厚生や賃金等)を求めて離職が増加しているため、従業員が定着しない事態になっている。結果として、企業が力をつけることができず、賃金上昇の負担が重荷となり、小さい企業の経営悪化や更なるインフレにつながってしまうことが懸念される。

【ブルームバークの記事に関して】
 米国が採掘している天然ガスの長期契約(10年やそれ以上)がヨーロッパを中心に進んでいる。天然ガス価格が高騰している状況で契約をしているため、高値で長期感安定してしまい、経済への更なる悪化につながる懸念がある。

【ロイターの記事に関して】
 3日に豪中銀が25ポイント引き上げて、金利0.35%としたことを受けて、マーケット心理としては他の中央銀行における利上げを織り込みにいくのではないか。物価上昇や金利上昇が落ち着く見方は少数ではないか。
 リスクアセットの購入環境は悪化しているといえる。ただし、市場環境が反転する場合、仮想通貨の変動は大きいと思われるので、仮想通貨を一つのインジケーターとして見ていくのは良いのではないか。