長い夢を見た
人の見た夢の話ほどつまらないものはないんでしょう。
でも寝起きで覚えてるうちに書いとこうと思う。日記だからいいよね。いいよ。
Twitterで相互フォローの人の家に行く。その人の猫が18歳で亡くなったので、お別れをしに行ったのだけど、なんとまだ生きていた。
飼い主の方は「もうすぐだと思うから準備した」と、位牌や骨壷や祭壇に飾る写真まで用意済で、わたしは感心して「いいことだと思う」と言う。
その家には老いた猫と、若い犬と、飼い主さんの小学生の弟がいた。
弟が何か絵を描いていたので「何して遊んでんの?」と聞いたら「EXILE屋さん」と答える。EXILEのグッズや各メンバーのEXILE加入前の仕事の制服などに値段をつけて売るのだという。お姉ちゃんとよくやる遊びだそうだ。
わたしはそろそろ仕事に行かなきゃ、と着替え、髪を結ぼうとするがつるつるほどけてしまってうまくいかない。もう遅刻だ。
飼い主さんと弟くんと猫と犬に慌ただしくさよならして、もうタクシーに乗ろう!と奥の部屋にいたリエさんを誘う。
リエさんは極妻みたいな着物を着て斜に構えて片手で襟のところを押さえながら立っていて、わたしは白い帽子に白衣、白い前掛けの板前の格好で「時間ないから!」と言う。
外に出る。
法事があったようで、人がたくさんいた。絶対に遅刻だ、とりあえず連絡しなくちゃ…と焦っていると、あさみさんが「リエさんたちは、友だちに侮辱されたかも、と思った時どうするの」と聞いてきた。
時間に焦りながらも、えー、そうだなあ…とタクシー乗り場に向かいながら考えていたら、いつの間にかはぐれていた。
人は増えていき、どうやらいくつもの法事があって、リエさんはそこに着付けの先生として呼ばれていたようだ。そんな資格取ったんだ…いいな…
タクシー待ちも行列で、もうダメだ…遅刻の理由も訳わからん…と困っていると、松重さんが「もし良かったら途中までご一緒しませんか」と声をかけてくる。
何となく怖い気がして「いえ、連れがいますので結構です」「お連れさんももう先に乗っていかれたんじゃないですか?」「まだその辺にいると思うので、ほんとに大丈夫です」と繰り返していると、突然出刃包丁を取り出した松重さんが「調子に乗るんじゃねえよ」と腕を振り上げた。
この背の高さで包丁を振り下ろされたら脳天を突き刺される。
必死で逃げるがしつこく追われ、目の端に池の浮き石の上で着物のまま逆立ちしてるリエさんが見えた。このくらいの事をしても気崩れませんよ、ということらしい。助けて〜
「…というのを一部始終バーいうて見とったけど、どこのタイミングで止めたらええか、松重さんグワーッなっとったし」と千原ジュニアに言われるのを、血で汚れた白衣と前掛けで聞く、そういう夢を見た。