千代のこのごろ
相変わらずちょっとずつの千代。
今日はわたしの帰宅時にクロゼット奥にいたらしく、着替えたりしてる間にズバッと飛び出て爪とぎに乗った。
その勢いで爪とぎがズズーと動いて、「飛び乗った」って感じになり、かっこよ〜とウケた。
わたしが帰ってきたから隠れる、じゃなくて、潜んでたところから飛び出すパターンもあるのか…。
今夜はもうひとつ初めて、わたしがまだ起きて晩酌してる時に、そのテーブルの横にあるカリカリを食べに来た。
これまでは昼はわたしが離れた場所にいる時、夜は部屋の灯りを消してわたしが横になってから食べてたので、千代と暮らして1ヶ月半で初めて、わたしのすぐそばで自分のゴハンを食べたということになる。すごい。長かったのかどうかも比較がないからわからんけど、思い切ったな、と思う。
さちは食べたい時に食べ、いらん時はいらんだったので全く気にした事がなかった。
唯一、食べなくなって気を揉んだのは野良の仔猫を保護した時で、食べない、鳴かない(あのお喋りなさちが!)、毛繕いしない、部屋の隅でしょぼんとうずくまってる、というのが続き、保護した仔猫と一緒に暮らすのは断念した。
その時の全身真っ黒な仔猫は仙台に貰われて行き、18歳の今も元気らしい。
当時働いていた園芸店の日々草の花苗棚の下で保護したので、ビンカ(日々草の別名)と名付けていたけれど、仙台でどんな名前になったのかは知らない。元気で長生きしてるというだけでいいよ。
千代が眠そうにゆっくりまばたきする顔が本当にかわいい。かかとがかわいいなとか、背中の模様がすごくいいなとか、実はシッポの先がちょっとだけ曲がってるなとか、わたしも少しずつ千代の細かいところをやっと把握してる。
わたしは千代の何倍も大きくて、しかも服を変えたり出かけたりもする。
お互いがお互いをちゃんと認識するのは大人同士ということもあって時間がかかるのも納得がいく。また明日、仲良くやろう。