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千代のこまかい一歩

今日は休みで、予定していた山へ行っての焚き火も昨日の夜の雨で薪に苦労しそうで諦め(雪の積もってる時に行って長時間かけて火を熾したこともあるけど、その気にならず)、結局ずっとほぼ家にいた。

昨夜は雨だったけど今日は晴れて、晴れていると日差しが部屋の中までずーっと伸びるので暖かい。

仕事のある日は午後から出かけて夜の遅くに帰宅する。出かけるまでは機嫌よく日向ぼっこしたりゴハンやトイレも行く千代は、わたしが帰宅する深夜には自分のベッドから動かない。
動かない、鳴かない、食べない、飲まない、出さない。

それが常態化していたけど、昨日の夜、初めて深夜のわたしの晩酌中にベッドから出てきた。
えっドキドキする…と思ってるうちにまたベッドに戻ってしまったけど、これは進歩よね!?と思う。

今日は時々近所に出かけたもののほぼ家にいて、眠くて自分のベッドに横になってたら千代がすぐそばで、でもベッドには上がってこないまま、おそらく撫でてほしい、という要求をした。
わたしのベッドに両手を乗せるところまではいったけど、じゃあ撫でよ〜と手を向けると爪とぎに転がってしまう。

晩酌の支度をしてる時も変化があった。

わたしの晩酌テーブルの横に千代のゴハンのうつわがあるのでわたしが寝たあと食べに行くんだけど、晩酌支度中にそのテーブルの近くまで来て鳴いた。
ゴハンを食べに来たのではなく、その逆側で座って「ナーン」と呼んできた。

初めてで嬉しくてびっくりしたのを出さないように、「どうした〜?」と身をかがめようとしたらスタコラ逃げて爪とぎにに座ってウフンとこっちを見た。
何その遊び。先にルールを教えろ。

少しずつ少しずつ、千代の考えてることがわかるような、そうでもないような。

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