千代の昼と夜
仕事の都合でわたしは昼過ぎまで家にいる。起きるのもゆっくり9時くらいで、その時にはもう千代は黙って起きている。
昼間の千代はたいてい機嫌よく、晴れている日は特にそう。わたしに向かって(まだ何を言ってるのかはわからないが)よく鳴き、喉を鳴らし、頭突きをし、お尻をトントン叩かれると秒でシャチホコになる。
仕事柄、帰宅が遅い。日付が変わる頃に帰ると、やはり千代は黙って起きている。
話しかけながら着替えて、撫でようとするともぞもぞと居住まいを正し、耳を平らにする。目を逸らす。
撫でると喉を鳴らすけど、昼間の嬉しそうなグーグーとは違う気もする。
以前のようにフーだのシャーだの言ったり、暗がりに逃げ込むことはなくなったけど、やっぱりちょっとリセットされてんな…
今後の目標は夜の千代と仲良くなること。でも本猫が暮らしやすいのがいちばんだしな…