クッキーの製法
クッキーの製法
クッキーの作り方は大きく分けて2種類あります。
【①クレメ法】と【②サブラージュ法】。
材料が同じであっても、それぞれの製法で異なる食感や味わいが生まれます!
少しマニアックなお話になりますが、当店のクッキーも両方の製法を使っているので、それぞれの特徴を商品と合わせてご紹介いたします。
●【①クレメ法】
「クレメ」とは「クリーム」のこと。
最初にバターをクリーム状にして、その後に他の材料を入れていく方法です。
クレメ法で作ったクッキーは細かい気泡をたっぷり含んでいるので、口の中で崩れるようなもろさと軽さが生まれます。
<クレメ法で作ったクッキー>
■レギュラークッキー
(クレメ法-型抜き成形)
抜き型を使って成形する方法です。
クッキーらしい軽やかな歯ごたえとサクサク感が特徴です。
■mini!! クッキー (「mini!!しお]は除く)
(クレメ法-アイスボックス成形)
抜き型を使わず冷蔵庫で冷やし固めて形を作る方法です。柔らかい生地でも成形できるので、型抜きクッキーよりもバターの量を増やしてリッチな味わいにすることが可能です。
●【②サブラージュ法】
サブラージュ=「サブレ(砂)のような」という意味です。
こちらはバターを固いまま使用することが特徴です。
小麦粉とバターを擦り混ぜて砂のような状態にしてから他の材料を入れていくことで、ホロホロとした口どけの良い食感に仕上がります。
<サブラージュ法で作ったクッキー>
■mini!! しおクッキー
(サブラージュ法-アイスボックス成形)
サラサラとほどけていく食感は塩味を効かせたクッキーにぴったり。
すっきりとした後味を演出してくれます。
■mini!! スノーボールクッキー
(サブラージュ法-手丸め成形)
雪のような儚い口どけを表現するにはサブラージュ法が適しています。
手でやさしく成形することで、よりホロホロ食感に。
■ショートブレッド
(サブラージュ法-ナイフカット成形)
サクっと軽いラフな食感がショートブレッドの魅力です。
大きな生地の塊をナイフで切って成形します。
このように、一口に「クッキー」といってもその作り方は様々です。
核となる材料は共通ですが、最終的な形になるまではそれぞれの道をたどっています。
もちろん何も考えずに「おいしい!」と食べるのが一番!!
そのうえで豆知識程度に製法の違いを知っていると、ちょっと楽しいかもしれません♪
製法や材料の違いを楽しむのも、お菓子の醍醐味の一つです。