サカナクションとMETAMUSE (ZOC)
サカナクションの山口さんが、1ヶ月前に帯状疱疹になってあれの長期副反応が大変なんだなと思っていた矢先、ついに活動休止に追い込まれた。
ライブは延期といっているが、いつ復活できるのか。そんなことを思いながら、アルクアラウンドを久しぶりに歌った。
新しい夜 僕は待っていたー
で、のばすところ凄く気持ちいい。
音楽業界はこの騒動が始まった初期にライブハウスを標的にされて恐怖を煽っていたから、人一倍気をつけて、なるべく早くライブ生活に戻れる様に頑張っていたのだろう。
そういう意味でいうとZOCもせいこりんはじめ素早く対応していた。ゆえに副反応に苦しむ姿も見てきた。
7月7日に改名することが発表された時、その日を7人で迎えられない気がした。
別にジョナさんの脱退を予見したわけではない。その事は残念だけど、名前を変える想いとかプレッシャーとかを考えるとそれが起きたのも本気の結果であろう。
『tiffany tiffany』のMVを見た。
震えた
凄いエネルギー量を感じ、次のステージに行く勢いを感じさせるなかにここで終わる切なさを漂わせていた。
「そりゃそうだよねって笑ってよ」という歌詞があるが、絶対大号泣だよ。嫌われても。
副反応と戦いながら、死を匂わせ、もともと他のアイドルとはカテゴライズできない位置に居ながら何処の高みを目指しているのか。
普段イメージするアイドルが死ぬ程頑張る(はーと)位の雰囲気なのに、この歌は死がリアル。歌詞も歌っているメンバーも。せいこりんを拡張している時点でそういうものかもしれないのだけど。
こんなに今の全部をうつさなくていい。
いや、いいなんてないか。
妥協なき歌を泣きながら聴こう。
最後のシーンで真っ黒な服を全員が纏っているシーンが怖かった。静かな怖さだった。
写真は山口さんが出身の小樽の半身揚げ屋なると