投資先のことを「銘柄」とは呼ばない
きっかけは鎌倉投信
直販の投資信託を運用している鎌倉投信という運用会社があります。
鎌倉投信が運用している投資信託に『結い2101』というものがありますが、調べてみると、2010年3月末に運用が開始されています。
私は2010年9月から積み立てを始めており、まだ通年での運用成績なども出ていないほぼ初期から積み立てています。
今では直販投信という立ち位置での存在感が増した鎌倉投信ですが、2010年当時は、説明会に行っても参加者は数人、少ないときは2~3人、ということがありました。(都市圏ではなかったからかも知れませんが・・・)
ただ、その説明会でも、すごく誠実に説明をされていたのが、鎌倉投信の代表である鎌田恭幸さんでした。
当時まだ運用開始して間もない投資信託で、鎌倉投信さんという会社自体が設立2年程度でしたが、説明を聞く中で「すごく真面目というか、まともな考えだな」と感銘を受けたので、迷わず積み立てを始めました。
その鎌田さんが、インタビューかブログか何かで、
「投資先のことを”銘柄”とは呼ばない」
ということで仰られており、
「確かにそうだな、生きている人がそこで働いているわけだし、企業自体が生き物のようなものだから、”銘柄”というのは違和感あるな」
と納得した覚えがあるので、以降、私も極力”銘柄”という表現はしないようにしています。
2010年9月の頃
積み立てを始めた2010年9月は、まだ私はギリギリ20代です。
新しい職種にチャレンジを初めて間もない頃、かつ、前年に双子のこども達が生まれたばかりで、将来に向けての金銭面的な不安がありました。
そういう時期に鎌倉投信とその代表の鎌田さんの考えに触れる機会があったのは、それから13年経った今でも、本当に人生における幸運の一つだったと感じています。
同年の3月には既に同じく直販投信であるコモンズ投信の『コモンズ30ファンド』も積み立てを始めており、12月には30歳を迎える、ギリギリ20代だったこの2010年9月の頃というのは、将来のこと、未来のことをあれこれ考えていた時期として、とても印象に残っている時期です。