
「100万回言えばよかった」 幽霊のルール ①
「100万回言えばよかった」に出てくる幽霊に関するルールは、明確な描写が少なくてわかりにくい部分も多いと思うので、作中の描写などからいろいろ考察、推測してみました。
①はネタバレ少な目、②は「思い残し」について、③は第7話~最終回の考察です。
亡くなる前後の記憶
幽霊が亡くなる前後のことを覚えていないのは、トラウマ(心的外傷)になるような辛い出来事に関する記憶が失われる「解離性健忘」と似た状態なのかも。
亡くなる時の記憶があるのは、愛する人に看取られて穏やかに亡くなったような場合にはいいと思うけれど、とても辛い状況で亡くなった場合には、その痛みや苦しみを覚えていないほうがいいですよね……(穏やかに亡くなった幽霊には記憶があるのかも?)
幽霊になる人は
日々亡くなる人の多さを考えると、幽霊になる人ってかなり少ないのでは。
(霊感を持っているという人の話を聞くと、街中に大勢の幽霊がいるわけではなさそうなので、現実もそういう感じなのかも……?)
ここから少しネタバレ
作中に出てきた幽霊は皆いい人なので、そういう人しか幽霊になれない世界なのではとも思ったけれど、他人の体を乗っ取って生き返る幽霊もいるらしいから、そういうわけではなさそう。
(直木たちのような優しい幽霊だけではなくて、怨念を持った地縛霊とか怖い幽霊もあの世界にいるのなら、魚住さんは霊感を持ったままだと、この先いろいろと大変かも。職業柄そういう霊がいる現場に行くこともありそうだし、お人好しだし……ご先祖様が守って再び霊感を閉ざすのかな?)
「いい人しか幽霊になれない」というわけではないみたいなので、他に作中に出ていた情報から幽霊になる人が少ない理由を考えてみると……幽霊になるのは、相当強い「思い残し」がある人だけということなのかも。
直木の「思い残し」は作中で描かれているけれど、他の人はあまり描かれていなかったので、幽霊のルール②では「思い残し」について、幽霊にならなかったケースも含めて考察をしてみます(ネタバレ有り、諸々の考察込み)