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『メスとたましいのブログ』第37ターン;自分のワクワクぐらい
こんにちは。金太郎さんの『メスとたましいのブログ』です。
経営者ではなく“勤め人”としてお仕事されている皆様に伺ってみたいことがあります。ご自身の職場の環境を良くするためにどれくらいコミットされていますか??上司に自分自身の意見をどれくらい伝えておられますか??そもそも「環境を良くしたい」と心の中で思っておられますか??
私自身が“勤め人”としてお仕事させていただいている動物病院にしても教育現場にしても、各々に組織独自の理念や目的、風土というのがあります。これまでの自分は、経営陣が定めている方向性や、“場の空気感”的に「なんとなくこっちに流れていきそうだなぁ」と感じたことに関して、疑問、違和感、要求などなどが出てきてもできるだけ封殺するようにしてきました。
ところが年が明けてから心境の変化が何かしらあったのか、風向きがちょっと変わってきていまして、「このままでは良くない方向に進んでいくのを見過ごすことはできん!」とか「改善しなければえらい目に遭うんじゃないやろか?」という思いが今は強くなっています。
ただ本音を言えば、「自分がモヤモヤを感じたまま仕事をしたくない!」とか「腹にイチモツを抱えたまま我慢して所属していたくない!」という思いのほうがより勢いよく沸々湧いているというのが事実なんだろうと思います。
「自分がやりたいかやりたくないかを意思決定基準に置くんや!」なんて言うと、サービスを受ける動物・飼い主・学生のことを考えていない身勝手な奴だ、と言われるかもしれません。
でも最近はこうも思うんです。自分が楽しくやれていないのに、自分がワクワクしていないのに、相手が満足してくれるようなサービスは提供できないんじゃないか、と。
朝の地下鉄の通勤ラッシュ時、眉間にシワを寄せながらスマホでメールチェックしてたり、明らかにダルそうで眠そうな目つきをしている表情で、良いサービスを提供できるとは私には思えません。
だから自分自身は、その地下鉄のドアのガラスに映る自分の顔を見て、眼をしっかり開け、口角を上げ、背筋をピンと伸ばすように心がけています。いつ、誰に話しかけられても気持ちよく対応できるようにしておくぐらいでないと、対人サービスに携わる者としては、そのサービスが相手にとって満足できるものになるための最低ラインをクリアできないだろうと思っているからです。
ドラゴンボール世代の方ならお分かりいただけると思いますが、悟空と悟飯がセルと戦うために『精神と時の部屋』で修行をしました。その時に悟空が考えたのが、常時スーパーサイヤ人でいることに体を慣らすという作戦でした。
これが功を奏し、最後は悟飯がセルを倒すことができたわけですが、我々も常日頃から『スーパー心地よい人』に慣らしておく、自分を躾けることができていれば、実際にお金をもらってサービスを提供することになった際に、相手もそして自分すらも心地よい状態を作り出すことができるんじゃないかと思っています。
だいぶ迂回してしまいましたが、だからこそ自分がどれだけ躾けて意識して『スーパー心地よい人』になろうとしていても、それを妨げる要因がもし環境側にあるのであれば極力事前の準備として取り除いておくほうがいいだろうな、という発想になるわけです。組織にアプローチする、コミットするという選択肢が出てくるのも自然な流れではないでしょうか。。。
もちろんこの思考パターンが正しいと言い切れるなんて思ってはいません。人それぞれの職業観や人生の目的、大事にしていることが違いますから、職場環境を良くしようと動いたり上司に意見を言うことで逆にそれらが壊れたり達成不可能になると自分が感じているのであれば、無理矢理動く必要はないでしょう。
ただし、自分が笑顔でないのに人を笑顔にはできない、自分がワクワクしていないのに人をワクワクさせることはできない。ここだけは間違いなさそうです。
さてそれを実行に移す、私の場合はそれが上司と“交渉”することだったのですが、、、その段階にきて私は致命的なミスを犯してしまいました。それは次回に続けたいと思います。