力を抜きつつ、スピードを維持する(思いついた編)

最近なんだか力みすぎていた。

力をつけたいからと躍起になっていたのか、あれもこれもと仕事で自分を追い込み、力が入りすぎていて、ものすごく疲れやすく、そして、疲れが抜けにくくなっていた。

「力を抜くこと」と「手を抜くこと」は全く別の話だろうなと思ってはいたものの、なんだか力を抜くとこれまで積み上げきたことが、なかったことのように崩れ去ってしまうのではないか、という不安に襲われていた。

でも、常に全力を出し続ける事は、やっぱりできない。

それぞれの仕事で、どれひとつとして突き抜けるものが出せなくなっていたのは、自分のスランプではなく、完全にキャパオーバーになっていたのではないかと思う。

力は抜きたいけど、今の流れは途絶えさせたくないよなぁと考えていたら、陸上競技にどっぷりだった時に考えていた事をふと思い出した。

走ることも常に全力を出す事は出来ない。それはいわゆる「力み」につながってしまい、最初こそいいものの、少しずつ心と体とは裏腹に、スピードが落ちていってしまう。

そんな時、現ヤクルトスワローズに所属している内川聖一選手がスポーツ番組で「ずっと力を入れているよりも、その瞬間にだけ力を入れる方が、強い力を生み出せる」というような事を言っていた。

なるほど、走る時も、地面に設置する瞬間だけに無意識に力を生み出せれば、爆発的な瞬発力が生み出せるのかもしれないと考えた。そうすれば、力まないで、スピードを維持できるのではないかと考えたのである。

結局のところ、練習中に怪我を繰り返してしまったので、その考えがあっていたかはよく分からない。でも、引退レースで自己ベストを更新できたのは、何かしら影響していたのではないかと思っている。

走りと同じで、仕事だってずーっと力み続けるより、ある瞬間だけ力を出す方が、スピードやクオリティを維持、もしくはあげることが出来るのではないか?ふと思い出した陸上競技から、そんな事を思いついた。

よく考えれば車だってアクセルを踏み続けなくてもある程度はスーッと進んでいくし、下り坂だったらなんなら加速する。スピードを上げようとしなくても、状況や環境で、スーッと進めることが出来るのではないか。

「力を抜きつつ、スピードを維持する」には、どうしたらいいのだろう。

きっと世の中には、そうやって数々のいい仕事を創出している組織や人が存在しているはずだ。まずは、そういった組織や人がどんな事をしてるのかを調べてみることにしよう。何か見えてくるかもしれない。

調べた結果、どんな事が見えてくるのか、そこからどんな考察が見えてきたのかは、また後日、noteに書き残すことにしよう。

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