地域の価値の評価
景観の価値、地域の価値を評価することの難しさを感じた。視点が変われば評価するポイントも変わる。地域住民にとって暮らしやすさを追求してしまうと、景観や文化のように失ってしまう価値もある。地域のことを決める際に地域住民だけで決めてしまうことは危険である。だが、地域住民が「住んでもないのに口出しするな」と、地域住民以外に思わないためにはどうしたらいいのか。自分たちのまちは自分たちで守る、というような自治意識や郷土愛が強いほど閉鎖的になっていく可能性はないのか気になった。
地域住民とよそものの壁をなくしていき、地域の価値が共有されるべき財産であると理解が進むことが重要であるとわかった。実際の現場ではまだまだ意思決定するひとたちの信頼関係や合意形成がつくられていないのではないか。調整するような立場の人も必要である。多様なかかわりを持つ人の意見も取り入れるにはどのような過程・手段をとるべきか検討してみたい。
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