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【OAK】アンドリュー・チェイフィン獲得
CHCからリリーバーのアンドリュー・チェイフィンを獲得しました。
総括
金欠のあまりフロントの機能停止を疑っていましたが、杞憂に終わりました。全体的には悪くないトレードだと思っています。
レンタルのリリーバーにしては払い過ぎだという見方もありますが、チェイフィンの金銭を持ってもらうことを考えれば致し方ないオーバーペイかなと思います。チェイフィンは$0.822Mの年俸を残し、50登板以降は65登板までまで5登板毎に0.125Mの出来高が加算され、来季の相互オプションのバイアウトには0.5Mを要します。もし出来高がフルに達せば1.822Mの出費となり、これはA'sには賄うことのできない金額でしょう。
パッケージの2人も確かにレンタルリリーバーには勿体無いですが、バリューの高いタイミングでトレードチップにすることができたと思います。
チェイフィンについて
チェイフィンは今季39試合の登板でERA2.09をマーク。今夏のトレード市場に出てくるレンタルリリーバーの中でもTier 1に位置する投手と言えるでしょう。
下記のnoteでも挙げている通り、リリーフ左腕は今夏のA'sのターゲットの一つだったため、チェイフィンの獲得はかなり良いフィットだと思います。(noteではチェイフィンは人気が出ると予想してブラザーズを予想していました)
6月以降ブルペンは比較的安定していましたが、それでもセットアップ級の投手は足りておらず、クローザーのトリビーノの負担が嵩んでいました。チェイフィンにはセットアップとしての役割が期待されます。
交換要員について
交換要員になったのは25歳の外野手グレッグ・ダイクマン(#9)と21歳の右腕ダニエル・パレンシア(圏外)。
トレードの目玉となったダイクマンは26歳の外野手で今季はAAAでブレイク中の選手です。70評価を受けるローパワーに加え、今季はアプローチを改善させたのがブレイクの鍵となりました。
しかし、圧倒的なスタッツとは裏腹に内容はそこまで突出していません。打者天国のラスベガスを本拠としているものの、HRは4本と少なめ。今季はゴロ打球も増えてしまっています。
似たようなキャラのセス・ブラウンがMLBでリプレイスメントレベル以上のクオリティを維持しているためダイクマンに出番があるかは不透明で、またダイクマン自身も26歳と若くないため今夏がバリューの頂点・売り時であったことは間違いありません。
ダニエル・パレンシアに関しても球団内部の評価に比べトレードバリューの方が高かった例と考えられます。
パレンシアは100mphに迫る速球が武器の21歳で、今季はAでフルシーズンデビューし6試合に登板しています(ERA6.09)。FanGraphsの球団プロスペクトランキングでは12位に挙げられるなど、そのスペックの高さは折り紙付きです。
A'sの組織内ではA~A+でブレイクしている投手も多く、またA'sには素材型よりも実戦型を好む傾向が見受けられるため、パレンシアはトレードに出しやすい存在だったのだと思います。
最後に
チェイフィンの補強でブルペンの整備は完了しました。残る補強ポイントは打線のアップグレードです。
デッドライン前にチェイフィンというそこそこの補強が来ただけに、野手補強もしっかりやってくれるのではないかと期待しています。
昇格させても良いタイミングでもAAAに漬け続けたダイクマンが順当に出荷されたため、同じようにドールトン・ジェフリーズに手を付ける可能性が高いのではないかと思っています。しょうもない打者でないことを祈りましょう。
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