じーごくぅー

外側に確固とした地獄がありますよ
という話ではなく

自分の思考や意識が不自由になっていて
その認識によって
その人の経験している世界が
地獄になるというー話。

意識が不自由なっているとは
知らず知らずに作った
自分自身や世界についての固定観念や枠に
捉えられている状態。

そのことによって
わかったつもりになってしまいやすい。

意識の不自由によって、
視点か固定化され
目の前に地獄を出現させてしまう。

自殺や鬱の原因も
こんなところにあるのじゃないのかと思っています。

自分の人生について、
だいたいこんなものだろうと分かったつもりになっていること。
自分とはこういうものだと、
分かったつもりになっていること。
状況はまあまあ変わらないと、
分かったつもりになっていること。

なんとなく先が見えちゃったというやつ。

１秒後の雲の形すらわからないんだけれども
ついつい、
この先こんなものだろうと
思ってしまう。

自らの思考や意識の檻によって
魂のチカラを萎えさせ、
生命力を失いやすい。

武道とは
意識の自由度を上げる訓練。

意識を使いこなすことによって
地獄と思っていたものに
極楽を見いだすこと。

「斬り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ　一足ふみこめそこは極楽」

武道の稽古は、
自らの常識を覆していく経験。

知らず知らずのうちに
意識を制限していないだろうか？
自らの可能性に蓋をしていないだろうか？

まずは
五感の中に意識を閉じ込めることなく
意識を拡張していきたい。

五感を超えた五感
危険をかぎ分けることが出来ているだろうか。
人生を味わうことが出来ているだろうか。
言葉にならない声を聴くことが出来ているだろうか。

五感を使い
周囲の音を聞けているだろうか。

意識を拡張していく
地球の裏側の声や音を聴くことができるか。

「ブラジルの人、聞こえますかー」

想定を越えたことは起こるよね。
想定を越えた喜びもあるってことよね。

自分がそう思っているだけだったということはよくある。
そういう意味で地獄は心の内にあるといえる。
絶望したとしても生き延びるべし。

超必
地獄、極楽、落としー