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【ミミズコンポスト】コバエ対策のおすすめは?
こんにちは。
ミミズコンポストに限らず屋内でコンポストをやっているとコバエの発生に悩む方も多いのではないでしょうか?
我が家の部屋で管理しているミミズコンポストも同様で、
今年の夏は記録的な暑さが続いたということもあり、お盆を過ぎたあたりからコンポスト内にコバエが大量に発生してしまいました。
調べてみると灰黒色の体、また姿形から「キノコバエ」という種類のようです。
アース製薬の情報によると、
キノコバエの成虫は湿気が多く薄暗いところ、腐った植物の周りを好みます。
そのため、観葉植物の腐葉土に混入した卵から成虫が室内に発生するケースが多くみられます。
餌は、観葉植物の土に生える真菌類(キノコなど)や観葉植物そのもの(養分を茎から吸う)です。
とのことです。
「湿気が多く薄暗いところ」、「腐った植物」などまさにミミズコンポストの環境そのもの。
それならば、そこにキノコバエが発生、増殖するのは仕方ないかと思ったりもしました。
ただ、部屋の中ということもあり、そんな呑気なことは言ってられないということで、
その時に実践した4つのコバエ対策の振り返りをしていきます。
よろしければ参考にしてみてください。
①台所用洗剤+麺つゆなど
麺つゆトラップと呼ばれたりする方法です。
空き瓶などに台所用洗剤+麺つゆなど入れて水で薄めます。
麺つゆの発酵臭につられて水面にきたコバエが、界面活性剤によって呼吸する部分の油膜が剥がれてしまい水没・呼吸できない状態にするというものです。
一般的にはショウジョウバエというコバエにしか効かないそうなのですが、実際試したところ1週間で20匹ほどは捕獲しました。
ただ、大量にキノコバエがいる場合は増殖スピードのほうが速く、あまり効果を感じられませんでした。
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②コバエ取りシート
ホームセンターの農業コーナーで見つけたシート。シンプルに黄色の強粘着のシートでハエを捕獲するというもの。
棒につけたシートをコンポスト内に挿してみました。
結果としては、
「おっ、意外といいね!」という感じでした。
2週間ほどで全面にコバエがくっついていました。(気分を害するかたもいると思うので、写真は割愛)
ただ、こちらも大量発生した後だと全滅させるには厳しかったです。
日頃から初期予防として設置しておくと効果は高いと思います。
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③電撃捕獲器
光におびき寄せられたコバエを電流で感電死させるというもの。
文字にするとけっこう残酷ですが、コンビニなどの入り口で青白い光を放ち「バチバチッ」と音をたてながら虫を捕まえている機械の家庭用小型版みたいなものです。
Amazonや楽天などで2,000円ほどで安いものは買えます。
自分も試しにそのくらいの価格のものを買いました。ちなみにコンビニに設置されているもののように大きな音は出ないのでうるさくはないです。
青白い光に集まるそうなので、
光が目立つ夜から翌朝まで電源を入れておきました。
結果は一晩で数十匹ほどのキノコバエを捕まえることができました。
個人的には満足度が高い方法でした。
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ただ、キノコバエを観察していると大部分の時間を土の上や少し潜ったところで過ごしているようでした。
そのため、①〜③の対策は基本、空中を飛んでくれないと効果がないためになかなかキノコバエの数が劇的には減ることはなかったのです。
④殺虫スプレー
最後の砦、ドラッグストアなどで売っているコバエ用の殺虫スプレーです。
キンチョーの「コバエがいなくなるスプレー」というものを今回試してみました。
基本的に殺虫剤系のものは何かしらミミズにも悪影響がありそうなので避けてきたのですが、さすがに今回の大量発生は困ったということで買ってみました。
キンチョーのはピレスロイド系の薬剤で、一般的に脳の器官をもっている虫にしか作用しなく、ミミズには効かないという情報もあったので使ってみました。
結果はというと、
やはりすごかったです。
まさに一網打尽という感じで、コンポスト容器の上から軽く1プッシュしたのですが、あきらかにキノコバエがいなくなりました。
効果が数週間続くということもあって、
スプレーした数日後にも床にコバエの死骸がパラパラと落ちているという化学の力の凄さを目の当たりにしました。
ということで、
もう本当に困った時はコレ一択だと思います。
ミミズたちも特に死んでしまったり、元気がなくなったということは起こってないので、
容量などを守れば問題ないのかなと。
ただ、殺虫剤に関しては人それぞれ考え方があると思うので嫌な方は②、③あたりの方法がおすすめかなと思います。
以上、今回は「コバエ対策」に関しての振り返りでした。
コンポストを部屋やバルコニーでやっている方でコバエの発生に頭を悩ましていれば参考にしてみてください。