KiBON2Uの多幸感の再出発。
THE MAKAIの主催のライブショーがスタート。
THEMAKAI act.1〜Sea of Princessが無事に終了。平日の水曜日に関わらず超満員のフロア。魔界の民に感謝。
そのトップバッターをつとめたKiBON2Uについて。
今回のKiBON2Uはバンドとしての再出発の意味があった。
前回のギルティでのライブに対して、プロデューサーとしては少し厳しい評価を下していた。フロントのふたりと楽器陣の間の微妙な温度差があったのだ。
KiBON2Uはきぼんぬではない。
KiBON2Uというバンドであり、アイドルとバックバンドではない。
鬼道丸、梵蛇眉、あきよしせんせい、りょーさん、らんなーという明確なキャラクターがあり、そこにはKiBON2Uにしかない世界観があるのだ。
今回、フロントのふたりに指示したのは、
「全力」
音楽だけで自分たちの世界観を表現するように。
無駄なパフォーマンスや、MCはいらない。
全身全霊全速力で楽曲に向き合うように。
バンド全体で戦う姿勢を求めた。
トリに控えるのは超人揃いのTHEMAKAI。
技術の正確さや凄みで競うのは意味がない。
KiBON2Uの最大の強みである圧倒的な多幸感で魔界の民に向かっていってほしい。
独幸感ではなく多幸感。
見た人すべてに元気や幸せを与えるには、パフォーマンスしている側の全身全霊を捧げなければならない。パフォーマーが楽しいだけではだめなのだ。
その意味で、今回のKiBON2Uはバンドだった。
KiBON2Uの多幸感は確かにそこにあった。
次の課題はその多幸感をさらにパワーアップできるかどうか。
もう挑戦ははじまっている。
次回は4月23日のチェルシーホテル。
さらなる多幸感を。