思考にないものは行動しない。
今年は研修講師から脱却して、人材育成の大きな分野で活動していこうと思っている。
その中で最も重要な指標に置いているのが「思考」だ。
人は思考する生き物だ。
思考があるからこそ他の生物にはない成長と進化を遂げてきた。
つまり「思考」こそが成長と進化の鍵なのだ。
思考にも長期的な思考と短期的な思考があるが、注目しているのは短期的な思考である。短期的な思考とはずばり言うと、「イメージ」だ。頭の中に明確なイメージが湧くと、そのイメージが脳内を埋め、一気に行動に向かう。
腑に落ちる、腹落ちする、ピンとくる、全ては行動に直結するイメージにまつわる言い回しだ。
逆に言うと、イメージが沸かないとそのことに対する思考が生まれず、したがって行動も生まれない。
われわれは大量の情報を享受できる時代に生きているが、その中で自分自身の行動に直結する実りある学びを実現するには思考を変化させなければならない。
学んだことを自分の「イメージ」に置き換える作業だ。
その作業を他人任せにするのではなくおのれの力でできるようにする。
この力の強い人はいわゆる要領のいい人だ。
世の中にはたくさんのいいプログラムやメソッドがあるが、それらをイメージ化する仕組みはあまりない。
研修講師をしていても、素晴らしいプログラムは本当にたくさん開発されているが、それを落とし込む技術や仕組みは開発されていないように思う。
今年からその技術の開発に人材育成の分野に確立しようと思っている。
まさに20年にわたる講師業の経験を生かした集大成だ。
このnoteやホームページで随時その取り組みを発表していくつもりだ。
思考改革こそ人材育成改革なのだ。