ごく一部のサッカーのサポーターの方について思うこと
プレミアリーグ第30節、アーセナルvsブライトン・ホーヴ・アルビオン。
まず、問題のモペイのプレー。
“He had the right to go for it” yeah mate why not just jump into the goalkeeper after seeing him catch the ball...#AFC #Leno pic.twitter.com/bMxvGNqckO
— Sam Marley (@SamMarleyxxx) June 20, 2020
これは最悪。空中で無防備なGKに対してこのチャージは最悪すぎる。
担架に乗ったレノがわざわざ身体を起こしてまでモペイに抗議する(載せようと思ったけど消されていた)、そんなシーンもあった。それだけでプレーの悪質さは分かる。
試合終了間際の決勝点。
Incase you missed Maupay last minute goal against Arsenal 💔🔥 pic.twitter.com/JquXIqdx5M
— 🦍Eletu ABberry ● (@AbiolaBerry) June 20, 2020
よりによって決めたのはモペイ。
自分のプレーのせいで怪我人が出た、なのにセレブレーション。
試合終了時には、ちょっと乱闘に。
Another crazy ending! 😲
— The Premier League is BACK on BT Sport (@btsportfootball) June 20, 2020
Arsenal players confront match-winner Neal Maupay, whose earlier challenge forced Bernd Leno off injured...
Chaos at the final whistle at the AMEX 🤬😡#PLReturns pic.twitter.com/irxEdsbfUa
このグェンドゥジの行為については何とも言えない。
試合後、インタビューでの発言。
モペイ『アーセナルの選手は謙虚さをもう少し学ぶ必要があるんじゃないかな。前半や1-0でリードしてるときはずいぶんビッグマウスだったようだけどね。彼らには当然の結果だったと思うよ。』 https://t.co/mSDTrMfXYZ
— 山中拓磨(Takuma Yamanaka) (@gern3137) June 20, 2020
ここでも煽りととられかねない発言。(訳によって多少印象は変わるが)
正直、この一連の流れを見てこの選手を好きになるのはほとんど不可能に近い。(ブライトンサポや、昔からモペイが好きな方などは例外だが)
自分も、名前程度しか知らなかったモペイのことはかなり嫌いになった。
グーナーを怒らせたもう一つの理由、それは審判。
前述のレノとの接触では、カードを出さず。(出ていたとしてもイエローらしいが)
試合終盤には、もう準備ができていたはずのティアニーの交代を認めなかった。ちなみに今回の審判はマーティン・アトキンソンという方で、まあ悪い意味で有名な方です。話は変わりますが、Jのサポで昔のいくつかの誤審引っ張り出して未だに家本さんとかを批判する人間はヤバいと思っています。
この試合だけじゃない。
昨年のチェルシー戦では、ジョルジーニョが疑惑の判定を受け、退場を免れる。そして、そのジョルジーニョが決勝点を奪い、アーセナルは敗北した。
ここに書ききれないほど、今シーズンのアーセナルは誤審に苦しんでいる。別に自分はグーナーでも何でもないが、アーセナルの試合はプレミアの他チームと比べたらよく見ている方だと思う。それでも、アーセナルはいつも審判に泣かされている、そんなイメージがある。
もちろん、怪我もそうだ。先日のシティ戦でジャカ、マリが負傷。それ以外にも、チェンバース、ソクラティス、セドリック、トレイラが怪我をしているという。
正直、ここまで不運なのは呪われているんじゃないかと思うレベルだ。
ここまで不運で、しかも肝心のチームの成績はボロボロ。
これでストレスに感じないサポーターなどいない。
今回の試合で、グーナーたちの我慢が限界に達してしまった。
ただ、その後一部のグーナーの行動が悪すぎた。
Twitterで「ビスマ」(※ブライトン所属のイウ・ビスマ。試合中何度も危険なプレーをしながらカードは出ず。)
5度ファウルするもイエローが出ないビスマ https://t.co/O8OvTcfAuA
— 山中拓磨(Takuma Yamanaka) (@gern3137) June 20, 2020
「モペイ」「ブライトン」と調べると罵詈雑言の嵐。普通に試合の分析を見たいから調べていたとしても、検索すると嫌でもそういうのが目に入ってしまう。
まあ自分の好きなチームが負けた人間は概してこうなるものなので、別にそれ自体はなんとも思わない。
ただ、その表現があまりに酷い。
「ふざけんな」わかる。
「帰れ」はい。
「クソ」まあしょうがない。
「きもい」…まあ、うん。
「怪我しろ」これもまあ…しょうがない。
「○ね」???????????
これはダメだろ??????????
ここには書かないし書きたくもないけど、明らかに人種差別的なツイートも多かった。なんならもう消されてるかもしれないが。(「○人も○人も一緒にとりあえずモペイ○そうぜ」的なツイートがあったのは記憶している。これに200以上いいねがついていたのはめちゃくちゃ引いた。当然ツイート報告したし、ブロックしたからもうどっかいったけど)
よく言うじゃないですか。「咄嗟に出てくる暴言は、普段からそんなこと思っていないと出てこない」みたいなニュアンスの言葉。つまり、こういうときに差別的発言、あるいは度を超えた暴言を吐いてしまう人間は、そういう人間性なんだろうなあと。
「熱くなったから」が差別的な発言をしていい理由になるとでも思ってるのか?
「自分の好きなチームが同じ状況になっても冷静でいられるか」?
それは無理な話です。例えば、清水がJ2にいた時代。大前が町田戦で負傷。そのときチーム状況は良くなかった。何なら、1年でJ1復帰できるか不安で、大前に抱いていた期待はめちゃくちゃ大きかった。その矢先に長期離脱。故意じゃなかったとはいえ怪我させた選手をすごい恨んだし、なんなら怪我しろなんて最低なことを思ってたかもしれない。でも、絶対○ねなんて思わなかった。大前だけじゃない。チームがどれだけ理不尽な判定に遭っても(昨シーズンは特に多かった気がする)、選手がどれだけ酷い怪我を負っても、他クラブのサポーターから雑魚扱いされても、怒りはしたし多少の暴言も吐いた…かもしれない。ただ、「超えちゃいけないライン」は超えなかった。絶対に。「○ね」と差別的な発言、度を超えた暴言はしなかった。
「これだけ怒れるのはチームを愛しているから」?
本当にチーム、ひいてはサッカーを愛しているなら、そんな最低な発言が出てくるとは思えない。
誹謗中傷がダメだということは今の日本人なら散々思い知っただろうし、まともな人間なら今、世界中で差別がまた問題になっていることを知ってるだろうに。
当然、今回の一部のグーナーに限った話じゃない。海外サッカー(特にプレミア)で荒いプレーがあったりしたら、その選手名をTwitterで検索してみるといい。アフリカ系(調べはしたが、この表現が不適切なら即訂正する)の、潰し屋的な選手ならなおいい。きっと嫌な言葉で溢れているから。
感情に任せて色々書いてしまったが(一切見直ししてない)、とにかく差別的な発言、過度な暴言はやめたほうがいいんじゃないの?ということである。
いくら嫌なことがあっても、ストレスが溜まっていても、咄嗟のツイート(一言)でそういう暴言が出てしまう人間はとんでもなくヤバいし、少なくとも自分は絶対に関わりたくない。
これが俺たちのノリなんだ、と言うなら勝手にやればいいし。
とにかく、海外のサッカーを見るとき、今後はなるべくTwitterを見ないようにしようと思った。
誤解されたら困るので書いておきますが、自分が言及してるのはあくまで「ごく一部」のサポーターのみです。多くのサポーターの方がそんなことをしない、むしろそれを咎めていることは分かっています。
あと、モペイの行為を肯定するつもりは全くありません。モペイの行為は悪質で、批判されて当然だと思います。その批判の一部がやりすぎだ、というだけで。
怒りに任せて書いてしまった。感情的すぎてたぶん論理的に破綻してるだろうな。反省します。