マインドマップで記事質もスピードもUP!
金融メディアを30万PV、売上1,000万弱/月に導き、メディア運営支援の会社を立ち上げたSEOのプロである後藤拓。
#106ライター勉強会の主催者でもあります。
そんな彼に執筆時間は半分、クオリティーは2倍になる、マインドマップを活用した執筆術について聞きました。
ライターの方はもちろん、ブロガーの方にも有益ですよ!
(執筆 by こはるさん)
■スピーカープロフィール
後藤拓
・ONEWORD株式会社共同創業者兼取締役
・オンライン学習コミュニティ#106members運営
・アップデートに左右されない本質的なSEO執筆技法を確立
・#106members内のライティング講座講師
【経歴】
・開成高校卒業
・慶應義塾大学在学中に起業
・金融系オウンドメディアを立ち上げ、月間300,000PV、売上1000万弱の媒体に成長させる
・ONEWORD株式会社創業
・オンライン学習コミュニティ #106members運営・講師
【このページでわかること】
・マインドマップを使った記事作成の方法
・なぜ記事を書く時にマインドマップを使うと良いのか
・マインドマップを使いこなすコツ
それでは、早速Q&Aにすすみましょう。
Q1 マインドマップとは?何が便利?
・思考可視化ツール
・ビジュアルで構造を理解できる
・思考の幅を広げられる
・どこが足りない要素か明確になる
・ロジカルを鍛えられる
・構造化&言語化を鍛えられる
マインドマップは自分の思考を可視化するツールです。思いついたことをすぐに書き出せるので作業が止まることなく進められます。テキストエディターよりも自由に書けるのも便利ですね。
また、ビジュアルで構造を理解できるので思考の幅を広げられます。足りない要素も明確になるので、プレゼンや勉強会の資料にも使えます。
文字にすることでロジカルに考えることができ、構造化・言語化能力を鍛えることができると思っています。
Q2 執筆速度が遅い原因は?
・やり直しが1番の原因
執筆速度が遅いのは、知識不足、素材不足であるにも関わらず、いきなり仕上げようとしてやり直しが発生するからです。
構成して、執筆してみたけど素材が足りずリサーチに戻る。そのやり直しの作業が一番時間を遅らせています。
やり直しをすると、やる気が削がれるのも大きいですね。完成まであと少しのところで、構造から変えないといけないという可能性も出てきます。これも全てマインドマップで解決できると思っています。
Q3 クオリティーが上がらない原因は?
・記事の理想形を思い描けていない
・工程を分けて考えていない
クオリティーが上がらないのは、記事の理想形を思い描けていないことが原因です。
まずは理想型を思い描いて、逆算して進めるとクオリティーをあげることができます。この内容にはSEOライティング・マスターコースで触れています。
(ビギナーコースの7つのコツとしてもまとめています。)
記事作成には3つの工程(リサーチ・構成・仕上げ)があります。これを分けて考えていないのもクオリティーが上がらない原因です。
リサーチはその名の通り、情報集めです。
次に、構成は自分の思考を整理する段階です。
最後の仕上げに、執筆作業が当てはまります。
「です、ます」をつけたり、相手への伝わりやすさを考えたりするのはこのパートです。
自分がまず思考を完全に整理できて初めて、読み手に届ける執筆(仕上げ)に入るのです。
このうちの「リサーチ」と「構成」は、マインドマップである程度カバーできると考えています。
Q4 マインドマップでできることは?
・リサーチ情報の整理
・記事構成
・書き過ぎ防止
リサーチ情報を整理するときに、マインドマップを使うと、キーワードや参考URL、上位記事の傾向メモなどを一画面で整理できます。
取り扱いたいトピックを書き出していくことで、記事構成にも活用できますよ。
また、ライターさんによくあるお悩みの「文字数超過」もマインドマップで解決できます。事前にリサーチ内容を構成に当てはめておくと、ある程度何文字になるか予想できるので書き過ぎ防止になります。
マインドマップを執筆メモと骨組みの作成に用い、最後に文章で肉付けをしてきれいに仕上げるのがおすすめです。
マインドマップを作っておくと、文字数が足りない場合に深掘りする場所もわかるので、文字数の追加もしやすいです。
文字数が限られている中で、この記事はどの読者を優先した内容にするのか、という「優先度の判断」もできるようになりますね。
Q5 マインドマップを使いこなすコツは?
・専用のツールを使う(マインドマイスターがおすすめ!)
・とにかく手を止めない
専用のツールはたくさんありますが、マインドマイスターは3本無料で使えます。まずは使用感を確かめたいという方でも始めやすいと思います。
マインドマスターの使い方は、一言でいうと「超簡単!すぐ慣れる!」という感じです。直感的に操作ができるので、思いついたことをとにかく書き出していきます。書き出したことは、ドラッグして他の場所に移動させることもできるので、修正も可能です。
また、リンク挿入、画像挿入、装飾も便利ですよ。
マインドマップを使いこなすコツは、とにかく手を止めないこと。
良いアイデアなど思いついたことはとりあえずメモします。例えば、記事作成をしている途中で、違う見出しのアイデアが思いついたときに、そのまま書いておいてOKです。
その時の書き方のコツは、口語で書いておくこと。マインドマップは楽しく使っていいと思っているので、例えば「この情報やばい!!」という感じで書いてしまっても大丈夫です。そうやって書いておくと、その時の熱量を覚えていられるし、文章にしないことで書き出すハードルも下がります。
とにかく思いついたことを全部メモをして、構造は後で考えればOKです。
リサーチ時の思考の流れをマインドマップに書いておくことで、日をまたいでも続きがわかるので記事を仕上げやすいですね。
Q6 リサーチ&構成をマインドマップで作る方法は?
・上位サイトの傾向、検索ユーザー、周辺キーワード、大事なリンクをメモ
・取り扱いたいトピックや内容をメモ
記事はトピックの集合体で、「トピッククラスターモデル」とも呼ばれます。トピックが大量に積み重なったもの=記事です。紙芝居の要領で考えると簡単で、1枚1トピックで区切られているイメージです。
マインドマップを使った記事作成について、工程ごとに見ていきましょう。
■リサーチ
上位サイトの傾向、検索ユーザー、周辺キーワード、リンク、考えたことなどをマインドマップにメモします。
■構成&執筆メモ
メモを大見出し、小見出し…と整理して記事の輪郭を作り、構成を完成させます。
構成が完成したら、マインドマップを見ながら文章に起こしていくという流れになります。
Q7 文章をマインドマップで作る方法は?
・記事を要素分解して考える
・各トピックごとに話したいことをメモする
記事ごとに書かないといけない要素は決まっていますよね。
具体的には、リード文、h2/h3の間の文章、見出し(トピック)単位、まとめという要素があります。その要素を分解して、必要な項目を書き出しておきます。
その項目が記事の文章に含まれているかをチェックしていけば、要素が抜け落ちていないかをマインドマップから確認することができます。
また、各トピックの中で話したいことをメモしておきます。この要素を元に自分が伝えたいことを文章化していくと記事が書きやすくなります。
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■執筆者
こちらの記事は、#106members コミュニティメンバーの、こはるさんに執筆していただきました。
こはるさん、素敵な記事をありがとうございます!
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