【フリーカメラマン1年目終了】会社辞めてフリーランスカメラマンになってみた。その2【喜びと苦痛】
このノートを書いた理由
周りに独立開業・転職を考えられる方が増えてきたからです。
まだまだ自分自身の経験が浅いながらも、「実際フリーになってみてどう?」と聞かれることが多くなりました。
アドバイスなんて大層なことは出来ないのでこれまでの事実や肌感を伝えられればと思いました。
第二期繁忙期(後半戦) 2021/10~現在
はじめたての繁忙期を抜け、閑散期も経験しました。
閑散期の間に自分はドラゴンボールで言う精神と時の部屋にいた状態で、
ある程度、実績とスキルともに若干グレードアップしました。(自己評価)
ですので、もちろんその撮影ジャンルのプロフェッショナルには敵いませんが、大体のご依頼はこなせてしまいます。(ご指導いただいた皆さんのおかげです)
そしてまた上記で記載の通り、繁忙期にあたる10月を迎えましたが、
10月もほとんどご依頼で埋まりました。
11月も同様、休みはありませんでした。
12月にかけて先月比にすれば緩やかに下降気味ですが、
それでもある程度のご依頼はありました。
やはり実績が自分を押し上げてくれるんですね。
特に出張撮影カメラマンは飲食店と同じようなものです。
お客様からすると私たちの判断は難しく、結局食べログのように評価のついている人にお願いしてみようかと。
僕自身は自分の評価ができませんので何とも言えませんが、
実際お客様からしても、まぁ評判通りだなと思って頂いているのではないでしょうか。
でもこのままだとただの僕の進捗報告なので、フリーランスとして繁忙期に感じた、良かったこと、悪かったことをまとめます。
まず悪かったこと
・終わらない仕事量
→仕事の内容によっては協力者はいますが、基本僕1人。繁忙期になればなるほど、その量が増えていきます。朝出発して3,4件撮りまくって、帰ってきて深夜まで編集。
・休めない
→上に続く内容にはなるのですが、
睡眠不足が続くと体調不良になる危険性がある。けど休めない。
この時期ですよ、熱でも出そうもんなら1発アウトです。
その時に思いました、「会社だったら明日熱出しても代打がいるのになぁ」って。まあもっともカメラマンなのであと2,3人協力者がいても僕が出ないってなったら怒られるんですけど。でも替えが利かないということは僕が僕である理由になるんですよね。これは自己肯定感に繋がった。
・未入金問題
→会社にお勤めの皆様、今まで給料が振り込まれないなんて気にしたことありますか?僕はしたことなかったです。あったとしても、問い合わせれば会社の経理か人事が調べてくれるでしょう。
ただフリーランスになるとあるんですね。余裕で。
「そんなん悪徳業者だけっしょ(笑)引っかからなければいいんだよ(笑)」とか思ってた。
この未入金には3パターンくらいあります。
①処理の遅れや支払い規定による月跨ぎなど。
②単純な払い忘れ
③踏み倒し(最悪)
幸い、僕が経験したのは①番だけです。
2回くらいかな。
ただ、とあるクライアントで不安になった出来事がある。
振込予定の月を跨いでも振り込まれていない。
担当者さんに問い合わせると、「すみません、掲載画像のリリースが翌月にリスケジュールしましたので、掲載後でないと上長から許可が下りないため、イノウエさんへの振り込みが再来月になりまして、、」という回答をされ、ひとまず「僕としては振り込まれれば問題ないですよ」という旨をお伝えしたが再来月になっても振り込まれない。
で、電話をしても担当者が不在。折り返しの約束も電話が来ない。
「ついに来たか・・・3のパターン」
戦々恐々としました。
この時に「これやばいんちゃうん」と初めて思いました。
もう画像は渡してるし、このままトンズラされたら終わるなと。
結果的には担当者さんの多忙と掲載画像の遅れが重なったため、
そうなっただけできちんと振り込んで頂きました。
しかし腑に落ちないというか「これ何かしらの問題で未掲載だったら入金がどうなっていたのだろう。」という疑問に変わりました。
その時に思った。嘘でも契約書は結ぶべきだと。
もしくは立てれる対策は事前にお支払い頂くか、完成したデータに何かしらのロックやウォーターマークを入れちゃって、お支払い後に実使用可能なものを渡しますよ、という流れが必要と思いました。
良かったこと
・金
→やったらやった分だけ入ります。で、いっぱい働きました。
これが当たり前だと僕は思ってるし、勤めてたら月間目標達成ボーナス1万円とか3万円とか、営業時代もお店のスタッフの時もあったんですけど、
「いや1万円?(笑)」と思いながら。
第二期繁忙期を迎えて一気にリーマン時代の月収は超えました。
まあ、前職がそんな多くないってのもあるんだけど、
一つ目標に掲げていたことだったから良かった。
年収換算してもトントンかちょい少ないくらいじゃないかな。
でも、経費と自由な時間と自由度を比較すれば、カメラマン>前職になります。特にストレスの無さはお金と等価交換出来るレベルのモノです。
サラリーマンどんだけやっても、どんだけさぼっても一緒。
僕がどんだけ売上あげても、どんだけ後輩育てても、
会社の評価がダメならそれまで。
また会社の業績が上がらなければボーナスも少ない。
あんときの「アホらしいわ。」っていう感情は未だに忘れない。
だからもう雇われる側には戻りたくない。
なんかフリーでやることがカッコいいとかカッコ悪いじゃないんすよね。
自分がやったことは自分に還ってきてほしいんですよ。
自己評価と会社の評価って乖離してたら本当に精神的に来ると思います。
それで辞めてった人は僕は沢山見てきた。
・無尽蔵に働ける
→自分がしてきた仕事だけ、すればいいんです。
勤めてたときありましたよね、謎の仕事が上から降りかかってくること。
自分のペースで進めてるのに「ごめん、あれやっといて~」とか「この制度がスタートしたからレポート書いて~」みたいな。
いやふざけんなよと。まあそれがサラリーマンの宿命なんですけどね。
上の項目と被るけど、「やったらやっただけ」にさらに、「自分の好きなこと」という項目が入ります。
11月は本当に天候によるリスケジュールがあったのでようやく1日だけ休めたんですけど、なかったとしても無尽蔵に働けた。
以上になります!
ちょっと話が脱線した感は否めないな。。
その2になるか分からないけど、繁忙期はこんな感じの経験もして、
勤めてる時より新しいエクスペリエンスがありました。
その3は書いても仕方ないかもしれない、
から現在から未来へ起こそうとしてる行動を書きたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。