雨が下しる

雨が下しる

戦国ジャズ
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※試聴版。オリジナル版(05:43)は購入後に視聴可能。

明智光秀さまへ贈るセカンドライン。
「あめがしたしる」と読みます。
EP「尚、覇道を望むなら」6track

雨が下しる 詩・曲 柏木白泥

天正十年皐月

造反の予兆は連歌にて

彼は覚悟を込めた

細やかな遊興の隙間に

嗚呼

神よ仏よ

在わすならば我を護り給え

神よ仏よ

罪は何れにこそ在りやとて

天正十年水無月

その義挙は日の本を驚かす

彼は何を望んだのか

理想と現実の狭間で

嗚呼

民よ寄騎よ

深甚たる我を信じ給え

民よ寄騎よ

罪は彼奴にこそ在りやとて

時は今雨が下しる五月哉

号とし出る決意

心濡らす雨粒

時は今雨が下しる五月哉

血涙流す心気

我には我の大義が

裏切りの歌詠みし心は

敵を討てど決して晴れずに

天正十年水無月

水色桔梗の旗は折れ

彼は命を失う

争いを止めることを叶えずに

嗚呼

時は今雨が下しる五月哉

武運拙くも

其の身は山林に沈む

時は今雨が下しる五月哉

哀しきはその願い

彼は眠りに就く

戦無き世を夢見て

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