仕事を変える心境
私自身6回ほど転職を経験しており、比較的転職経験は多い方なのかなと思っています。毎回それぞれに理由はあるんですが、サラリーマンを卒業しようとしている今、ちょっと振り返ってみようと思いました。
□理由は一つではない
もっと違う商材を扱いたいとか、違う職種にチャレンジしたい、もっと責任のあるポジションに就きたいとか、転職を決意する際には色々な理由がありましたが、結果的には一つではないですよね。漠然と給料は高いに越したことはないとは思っていましたが、給料が上がったからといって満足感が上がったかというとそういう訳でもなかったので、その辺の心理はわからないもんですね。
ただ、現状よりもっと面白くなりそうな展望が見えた瞬間に、次に向けて動き出していたような気がします。現状にどんなに不満があっても、次に何かが見えてなければ、行動に移せていなかったように思います。心に余裕は大事ですね。
□消えない違和感
これは30代中盤位から感じることが多くなったのですが、仕事をしている中での蓄積される違和感です。どちらかという与えられたこと・任されたことは、期待されているのであれば全部やってやろうという風に考えるタイプでしたが、その目標や戦略に違和感が積み重なっていくという感覚が増えてきました。
どんなに高い目標や理想を掲げていても、現場の熱量が低かったり、それぞれが業務をこなすことに追われて、周りを気にしている余裕がないという何とも言えない閉塞感を感じることが多く、それを突破できていけない自分にもジレンマを感じることが多くなってきました。
□最終的には
これまでポジションや給料、会社の方針・戦略などに、もっとこうしたいとかこういう事をやりたいとかありましたが、最終的に行き着いた先は”どういうスタイルで働きたいか”ということでした。会社の売上を上げるとか、○○店舗を目指すとか様々な目標を立てて仕事をしてきましたが、ある意味働いている上ではそれは当然のことであり、誰でも立てられる目標ではないかと思います。そして、これからもそのような目標は立てていくんだと思います。
でも、もっと根底にある大げさに言うと生き方のようなものに目を向ける必要があると思い始めたというところが、ちょっとした転機になったような気がします。
そんな流れで、”これまでの経験を、他にそれを必要としているところに供給できないかなぁ”とか、”日々多忙な業務に追われているMDや企画の人たちが手が回らない、仕組み作りやスキーム作成を一緒にできないかなぁ”とか、、そんな事の方が意味がありそうだと思ったのが、ここ半年での大きな心境の変化です。多分潜在的にちょっと思っていたことのような気はしますが、以前から近くにコンサルをしている先輩がいるにも関わらず、そっちに道に行こうと思わなかったことを考えると、そういう考えになったのもこれまでの積み重ねの結果なのかと思っています。
自分なりの事業計画を立ててみる、自分を商品化するために何を売りにできるか明文化してみる、また自分の思う顧客ターゲット像や果たしてそれを求めている人はいるのかを考えるなどを土日で色々と整理していっています。これまでとは全く違ったやるべきことや考えなきゃいけないことに、まだしっくりきてない感じですが、自分が決めたことなので今後どういうふうになっていくか楽しみでもあります。もう少し現職での仕事は続きますが、これまでとは全く違った感覚の日曜の夜に書いてみました。