命の次に重要な個人情報(個人情報とSNS)【117】
○個人情報保護法とは?
個人情報を取り扱う自治体や企業などの機関は、その情報を厳重に管理し、外部へ漏えいしてはならないと義務付ける法律。就職時に企業外の他人へ取り扱う個人情報を伝えないという旨の誓約書の提出を義務付ける企業も多い。個人情報が漏えいし、個人情報保護委員会の改善命令にも違反した場合、六か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる。
○個人情報の具体例
・氏名
・生年月日
・住所
・学歴
・連絡先(メルアド・電話番号等)
・資産状況
・犯罪歴
・病歴
・本人と識別できる映像
など個人を特定し得る情報の数々。
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○SNSの個人特定は…?
話が逸れるが、Twitterなどで目を付けたユーザーの住所を特定する行為は残念ながら個人情報保護法に違反するとはされていない。
最近の特定事例としてよく見られるのは、youtuberの住所特定・自宅押かけ、炎上被害者の氏名・出身校特定などがある。
炎上の被害者とは言えないが、セブンイレブンやくら寿司などでのバイトテロ動画の投稿者が第三者に特定されたのは記憶に新しい。
○特定を防ぐには…?
バイトテロや犯罪自慢などあからさまに悪い投稿でなくとも、多くの人から非難が殺到する不寛容型炎上に巻き込まれて拡散の度合いが大きいと、最悪ネット上にいる所謂「特定厨」と呼ばれる集団に特定されてしまうことも有りうる。鍵以外のアカウントの人は勿論、鍵アカウントを使ってる人にとってももはや他人事ではない。特定を防止するために以下の点に気を付けて投稿するように心がけるべきです。
鍵垢でも、悪意あるユーザーがツイートを、悪く印象操作して拡散し、個人情報もスクリーンショットして拡散する可能性があるのでみだりに公開すべきではない。
・出身校や在籍中の学校、会社の名前は載せない。学校・会社の最寄駅や市区町村も絶対に載せてはならない。
→記載すると、それだけで大変な倍率にまで絞り込まれてしまい、その集団全体のブランドイメージも下がる。
・「○○なう」などと今ここにいるなどという投稿は控える
→昨日、ここに行きましたなどで留めておく。
・当たり前だが、自分の顔写真や住所を記載しない
→自殺行為。
・リアルで関わりのある人にもみだりにアカウントを教えない。
→リアルアカウントと本アカウントを使い分け、リアルの方の投稿は最低限の連絡等に留めておく。炎上が起きた際、知人から特定厨に顔写真や氏名などを送られる可能性がある。僕もできていないがこれが理想。
・何よりも今自分のしようとしている投稿でどこまで絞り込まれてしまうかを考える判断力を培うことが大事。
→マニュアルを作っても網羅できない
○最後に
インターネットが世の中に普及してきた今、人々が気軽に情報を拡散できるようになりました。昔とは違い、人々から反感を買った投稿はすぐに拡散されてしまいます。投稿したあなたに悪気がなくとも。投稿一つ一つに責任を持ち、本当に不適切な内容でないか確認してから投稿をするのはもちろんですが、個人情報を厳重に管理することも同等の重要さを持つと思います。今の世の中だからこそ炎上が起きて特定されると世の中全体が敵になる可能性も十分にあります。
テーマから少し話がそれましたが、現代人のネット上での個人情報の管理は厳重さがなくなってきていると感じるので、自己防衛の意味でも気を付けてください。
以上、個人情報(を)保護(する方)法の話でした。本題とは違いすみません。