旅エッセイの校正依頼したら、ちょっとだけ可能性を感じた話
先日ちょっと面白いものを見つけた。
とある地方についての自分の思いを語り、盛り上げようという公募の企画。
参加者の大半は出身地や現在住んでいるなど、ゆかりのある人達ばかりだ。
だが、私は旅人(ちょっと言ってみたくなった)としてその地方を愛していた。
恐らく自分の住まいの県以外ではNo.1である。
とにかく自分の滾る思いを語りたかった。
そしてただただ、夢中で文字を綴った。
そこを思い出しは、心弾み楽しかった。
だが、書き終えてこれで本当に大丈夫なのだろうかと心配になった。
エッセイは自分の心情を語るもの。
これが正解だ!
と言うものはない。
それでも誰かに見て欲しい。
そんな気持ちが強くなった。
だが、誰に?
校正自体はサービスはたくさんある。
実際過去に利用したこともある。
だが、ただ校正だけでは物足りなかった。
口は少し悪くなるが、機械的事務的なものを感じた。
率直な感想が欲しかった。私の文章は、思いはちゃんと届くのだろうか。
旅好きの校正をしてくれる人を探した。
そんな時思い浮かんだのが、時々お世話になっている「旅と写真と文章」が好きな人達のオンラインサークルだった。
中にはプロとして活躍してる人達も大勢いた。
私はあくまでも趣味だ。〇〇の横好きとは良く言ったものだ。
こんな素人の文章を読んでくれる人はいないかもしれない、もしかしたら・・・と少し聞いてみた。
程なくし、奇跡的に見つかった。
ライター、編集者、フォトグラファーという肩書きに、こんな素人がお願いしていいのかなと不安な気持ちがあったが、それでも見てもらいたいと言う思いが強く、嬉しかった。
校正と感想は3日程で送られてきた。
校正は非常に丁寧でわかりやすかった。
一番びっくりしたのは全く不快に思わせることがなかったこと。
過去に校正は利用したことがあるが、どうにもイラっと・・・つまりは悔しい感情になることもしばしあった。言い方の問題もあるだろう。だが今回はそれがない。
素直に受け止めることが出来た。
多分これは校正者の人柄によるものだろう。
人を不快な思いにさせない物言い。相手を思いやる優しさに溢れていた。
そして感想
身に余るくらいとことん褒めてくれた。
自分の強みを見出してくれたのはとても嬉しかった。例え仕事の一環、お世辞でも褒められることは殆どない私にとっては励みになった。
ああ、私、もしかしたらもっと書けるかも。何か出来るかもしれない。
そんな風に前向きに考えること、一筋の希望が見えた。自分の中に可能性を見出した気がした。
今回、ご縁があってお願いして本当に良かった。
旅しゃぶの世界はあたたかい。
猪狩明日奈さん、ありがとうございました!
あー、旅に行きたい!!