ガース・ハドソンの話

ずっとだるい、あたまいたい、ねむれない、さみしい

1/22、the BandのGarth Hudsonの訃報。
これでthe Bandは全員が鬼籍に入ったことになる。
ただ彼は87歳の大往生だし、老人ホームで車椅子に座ってピアノを弾き語りしている動画なんかを見ると、幸せな余生だったのではないかと想像する。
穏やかなおじいちゃんになって、穏やかに人生を全うしたいものだ。今のままではかなりやばいぞ。

今の時代はSNSで偉大なミュージシャンが亡くなる直前のプライベートな演奏動画を目にすることがしばしばあるが、ああいうものを見ると、極限まで突き詰められた表現という感じで震える。自分がそういうものに生で立ち会ったのは、立川談志の最後期の高座がそうだったと思う。

ぼくはBob Dylanを先に聴いていて、Dylanのバックバンドだった〜みたいな角度でthe Bandに入った。やっぱりthe Last Waltzから。どんなアメリカン・バンドよりもアメリカン・ロック的なカナダ人バンドなどと言われていた。あのグルーヴはそう出せるものではない。ああいうグルーヴの一員になってみたいものだが、全然そういう音楽をやっていない。どうしてこうなった。

the Last Waltzを聴くと高校時代を思い出す。当時の友達のこととか、先輩のこととか、音楽のことしか考えてなかった時代のことを。学ランの匂いと肌触りとか、学校から志木駅までの道のりとか、東武東上線とか、池袋でCDとかレコードを買うこととか、苗字が変わったこととか、急な引っ越しとか。

あとはもう少し時代が下って、デビューちょっと前にいつも使っていたスタジオペンタ南池袋店でよくthe Last WaltzのDVDが流れていた。ペンタのバイトのおねえちゃんのこととセットでそのことを思い出す(バイトのおねえちゃんとは別に何もない)。あとU2のクリップ集もよく流れていた。コーヒーが飲み放題だった。その頃のドラマーはすでにシンディさんだった。あの頃は楽しかった。

the Bandの"the Weight"みたいな神曲を人生で1曲は書くことが目標。
"the Weight"はあまりにも有名なので、よく書けてる「みたいな曲」としてGeorgia Satellitesの"Another Chance"を挙げておく。これも超名曲。泣いちゃう。Georgia Satellitesも素晴らしいバンドで、高校時代に先輩から教えてもらってよく聴いた。けっこう影響受けてる。こういう音楽をやりたかった。この辺のアメリカンなバンドはそこそこ聴いてた。Izzy Stradlinとか。イジー大好きでソロの3枚目ぐらいまでまじで憧れてた。ああいう音楽をやりたかった。来日公演にも行った。かなり影響受けてる。その後のソロも追ってるけど、参考にできない(メロが無い)境地まで行っちゃってるので。でも実はGNRの1stに近いと思う。オケだけ聴くとよく分かる。やっぱりイジーのソングライティングはすごい。よくありそうで意外と誰にも似てないソングライティングだと思う。


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