CHANGESBOWIE(2025年1月11日)
その曲順が自分に馴染んでいるベストアルバムがいくつかある。ベストアルバムというフォーマットをよく聴いていた少年期から20代前半に触れたものに多い。
1990年に発売されたDavid Bowieのベスト盤『CHANGESBOWIE』もその1枚で、子どもの頃に家でよくかかっていた。「Space Odity(1964)」から「Blue Jean(1984)」まで年代順に18曲が収録されていて、簡単にBowieのキャリアを追うことができる。ベスト盤らしい良い選曲で、とても聴きやすい。
ぼくは当時から
9. Young Americans
10. Fame '90
11. Goleden Years
12. "Heroes"
13. Ashes to Ashes
14. Fasion
の流れが好きで、中でも「Ashes to Ashes」が大好きだった。この曲がいちばん好きみたいなことを親に言った記憶がある。今でもBowieの中でいちばん好きな曲だ。
ロック音楽が好きな人やバンドマンは『Ziggy Stardust』からBowieに入ることが多いのではないかと思うが、ぼくは70年代後半の、ソウル〜ベルリン〜ニューウェイヴ期の彼をまず気に入ったということになる。もちろん、『Ziggy〜』が捨て曲無しのとんでもないアルバムだということにもすぐに気が付くことになるが。
家にはBowieのアルバムがすべて揃っていて、各アルバムも散々聴いた。
少年期(10代前半ぐらいまで)に最もよく聴いたアーティストは彼かも知れない。対抗馬はMJ。
というわけで1/11(日本時間)はBowieの命日だったので、『★』を聴いて、『CHANGESBOWIE』を2周して、その後も彼の音楽を聴いている。
命日とか訃報関係はすべて反応していると一年中それで埋め尽くされてしまうのであまりこだわらないようにしているが、なんとなく今日はBowieを聴いた。最近ちょっと聴きたいなと思っていたし。
Bowieは定期的に聴き返して、自分の原点と現在地を確認し、表現者として大切なことを思い出させてもらっている。
本作が発売された1990年の5月にBowieは『Sound + Vision Tour』で来日しており、ぼくも親に連れられて東京ドームに行った。良い時代だった。