就活生の「何社受けるべきか?」への処方箋を書きました。
こんにちは。
ワンキャリアの多田です。
ワンキャリアに、1人目の新卒として入社し、事業企画/採用コンサルティング/キャリアアドバイザー/イベント統括をやっています。
処方箋シリーズ第3弾です。
このシリーズのnoteは、本質的なところに時間を使うために、
どう考えていけばよいか、その思考法を書いています。
▼処方箋シリーズ▼
ESについてはYouTubeでもお伝えしておりますので、ぜひご覧ください。
今回のテーマは「何社受けるべきか?」
これは、本質的な問いではないかと思いますが、確実にTOP5に入る「よくある質問」です。
直接出会った学生さんには面談のなかで、お伝えしていることですが、
結論、人によって答えは異なります。
なぜなら、「就活にかけられる時間の総和」が人によって異なるからです。
どういうことか?
以下の構成にしたがって説明をしていきます。
就活をどのタイミングで始めても、使える考え方だと思いますので、ぜひとも最後まで読んでいただけますと幸いです。
【本note構成】
(1) 就活にかける時間の限界とは?
(2) 制限があるなかで、どう企業を選ぶのか?
(1) 就活にかける時間の限界とは?
そもそも何社受けるべきか?という質問は、「時間が無限にある」という大学生の錯覚から生まれやすいものです。
大学生は、小中高や社会人などのライフステージと比較して、可処分時間が多くあり、そのため「時間が無限にある」と錯覚してしまう方が多いです。
(もちろん、そんなことはない!と思っている方もいると思いますが)
もちろん、時間は無限にありません。有限です。
つまり、当然ですが、受けることのできる企業数も有限です。
それを踏まえると、考え方としては、以下2点が重要になります。
(1)Capacity
-「どれくらい企業を受けられるのか?」を把握すること
(2)Selection
- Capacityに合わせて、企業を取捨選択していくこと
じゃあ、どうすればよいか?
Capacityをまず、把握しましょう。
受けることのできる企業数の最大値(以下、Capacityと記載します。)を算出するには以下を考えねばならないと思います。
※1 就活時間:ある一定期間において、自分が就活にかけられる時間
※2 1社あたりの就活時間:ある一定期間において、1社あたりに自分がかけられる時間(選考対策、企業研究、業界研究 etc...)
例えばサマーインターンの最終締切まで、2ヶ月の期間があると仮定して、ざっくり算出してみましょう。
ここで重要なのはざっくり出すことです。
(1)就活時間の総和の算出
① 「1日あたり就活時間」が、平均でどれくらいかをざっくり算出する
授業がどれくらいあって、アルバイトの時間がどれくらいあって...といったようにマストの時間から、1日あたり就活にかけられる時間を算出しましょう。
今回は3時間としてみます。
②「1日あたり就活時間」×「ある一定期間(日単位)」で総和を算出
2ヶ月の期間と仮定しているので、これを日単位にすると、だいたい60日です。3時間 × 60日で、2ヶ月間にかけられる就活時間(就活時間の総和)は180時間です。
(2)1社あたり就活時間の算出
以下のように、1社あたりにかかる就活時間をざっくり算出しましょう。
今回は9時間としましょう。
・ES作成:2時間
・面接対策:1時間
・企業研究:2時間
・業界研究:2時間
・説明会:2時間 etc...
(1)(2)を統合すると、Capacity(サマーインターン最終締切の2ヶ月間で受けることのできる企業数の最大値)は
180時間(就活時間の総和)÷ 9時間(1社あたり就活時間)=20社となります。
つまり、この仮定だと、20社しか見れないということになりますね。
ならば、「受けるべき企業数は?」ではなく、20社しか受けられないから、どう取捨選択していこうか...と考えてもよいのではないでしょうか?
(2) 制限があるなかで、どう企業を選ぶのか?
(1)で闇雲にエントリーすることが危険なことはわかっていただけたと思います。ここからはどう企業を取捨選択するかについて書きます。
取捨選択にあたって、以下の記事は参考になります。
この記事の中では、手持ちのカードで20社は常に持っておくべきと書かれています。
その中で、手持ちのカードを以下の種類に分類して、企業数の比率を保とうという考え方です。
興味のある業種(10社)
全く興味がない業種(5社)
苦手だと思う業種(5社)
この考え方は、Capacityを把握した上で、受けるべき企業を取捨選択する際にも応用できます。
記事に書かれている分類を改変して、取捨選択する際の分類と、分類比率についておすすめを記載します。
・興味のある業種(Capacityの50%)
・興味があるかわからない業種(Capacityの30%)
・全く興味がない業種(Capacityの20%)
本noteの先ほどの20社という例に沿って、考えると以下になります。
・興味のある業種(10社)
・興味があるかもわからない業種(6社)
・全く興味がない業種(4社)
興味があるかもわからない業種を追加した理由は、様々な就活生を見るなかで、「興味があるかわからない状態で選択肢から外す傾向が強い」ためです。(しかも興味があるかわからないと語る就活生はかなり多い)
以下の図でわかる通り、当然「興味があるかわからない」→
「興味がある」「興味なし」の状態に遷移することが多々あります。
興味があるかわからないを除くと、選択肢が確実に狭まります。
となると、以下のnoteに書いてある、就活の納得感が下がる可能性がおおいにあります。
制限があるなかで、就活の納得感を最大化させるために、受ける企業を分類し、捨てる覚悟を持つことも重要なのです。
まとめ
・自分が受けることのできる企業数の最大値を把握する
・制限がある中で、企業を分類し捨てる覚悟を持つ
以上です。
最後まで読んでいただいた方は、ありがとうございました。
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