やっぱり、まずは映画批評で。
何を書こうか考えてみると、やっぱり映画批評は書いてみたいもの。笑 こういう書き物の代表作の一つ。
普段から映画はよく見ていて。
Amazonプライムビデオで、仕事の休憩中・電車での通勤時間を使って2時間映画を一日かけて観る感じ。
中でも、感動モノは観るのが大変。仕事の休憩中感動のシーンに当たると休憩終わりにお目目真っ赤、鼻水ジュルジュル。笑 すごい恥ずかしい。 職場の人からしても、何があったか聞くに聞けない状況だろーなと。笑
はい、そろそろ本編?書きます!
観た映画は、2017年公開のドイツ映画「5パーセントの奇跡 ~嘘から始まる素敵な人生~」
すっごく簡単にストーリーを説明すると、先天性の病気で視力の95%を失った青年が、それを隠しながら一流ホテルマンになる夢に挑む!という物語。
感想は…シンプルにいい映画、好きです。どんな状況になろうと夢に向かって挑戦していく姿が本当に良かった。不屈の精神力を感じるというか、主人公サリーの意思の強さや人は誰しも周りのサポートが無いと生きていけない。という当たり前だけど、忘れがちなことを思い出させてくれる作品だったなと。
障がい者の方の実話を元にした話で、自分とは違う、少し他人事に感じる部分があるかも知れないけど、全くそんなことはない。
ある状況下において、困難・課題に対して目的・目標を見失わず、手段を選ばないで挑戦していく状況は誰にでもありうるし、誰しも日々問題に直面し行動している。
作中では、目が見えなくなったから、耳を使って勉強したり(作中、あっさり耳を頼りに状況を打開していたけど、描かれていないだけで相当の努力があったと思います)、匂いに敏感になったりと主人公なりに一つ一つ課題をクリアしていっていました。
これって課題を解決する手段が今の自分には非現実なだけで、主人公の姿勢というか心の在り方、思考の仕方は個人的にものすごく刺激があった。
そしてこの映画でもう一つ好きだったのは、病気になってから主人公を支える家族(薄情な父親は抜き)、ホテルで出会った人たちの存在。
障害者扱いをせず、同情からサポートしているわけでも無く、1人の普通の人間として接しているように描かれていたのが良かった。お互い困ったことがあったら助け合うって簡単に出来るようで、だんだん年を重ねる毎に意外に難しくなっていくと思うので余計に思う。映画通り実際もこのような人たちに囲まれ成長出来ていたのなら主人公はとても恵まれてたと思う。
ここで、ふと感じたのは日本のことわざで言う所の、「情けは人のためならず」。結局のところ、自分がどんな状況・環境に置かれようと他を尊重する人は自分もそう扱ってもらえるのかなと。人ってどこまでいっても一人では生きていけないし、一人で出来ることには限りがある。
「この映画って一言言うならどんな映画なの?」って聞かれたら(聞かれることはまず無いが 笑)、人助けは大事だって話っていうかも。主人公の強さみたいなものがテーマかもしれないけど、個人的には「共生」みたいなことを強く感じた映画でした。
ひっちゃかめっちゃかな内容になってきたので最後に。笑
映画の最後に主人公が引用していた「急ぐならひとりで行け。遠くへ行くのなら仲間と行け。」ということわざ?がすごく響いた。周りの人を大切に。