【試験の話 その6】あれ?わかる〜でも、もうヤダ…の巻
平成27年のある日、すっかりなんでもこなす事務員さんになっていた私は、ふとした瞬間、大型書店で社労士試験のテキストを手にする・・・
あれだけ嫌だった、見たくもなかったテキストをパラパラ・・・
すると・・・
ん?なんだ?
・・・
あれ?
・・・
わかる!!
書いてあることが、わかる!!
3年前、詰込みと暗記でやっていたテキストの内容がスルスルと頭に入ってきたのです!
まあ、平成21年に初めて試験を受けた時から個人の社労士事務所で働き始め、既に6年経過してましたから、3年間の受験勉強放棄の時代があったとはいえ、そりゃわかってることも増えてますよね💦
あれ?これ、今なら受かるんじゃね??(^▽^;)
そう思った私は、意を決して今年度のテキストと問題集を買い、早速家で読み始めました。
時は既にGW手前。
社労士試験は毎年8月の最終の日曜日だから
もう4ヶ月しかない。。。
間に合うか?
でも、4ヶ月あれば?
前とは違う。。。
そして、私は誰にも「受ける」ことを言わず、こっそりと受験勉強を再開します。
【7年目】
4ヶ月の思い付きで勉強し、受験した結果は?
選択式 25点
択一式 48点
この年の合格率は、今現在でも歴代で一番低い 2.6%!!
にも、関わらずこの点数が取れた!
しかし、またしても合格基準点を超えながら、足切りで2教科、「2点」のために不合格・・・_| ̄|○
まあ、でもね、4ヶ月しかやっていないからね。
でも、、、これは来年もらったな~
(←すぐ調子に乗るので、またコレ(;^ω^))
今度は前年より少し前の2月頃から勉強を始めた。
次は絶対に試験を受けるつもりでいたから、早々に受験手続もして、会場は受験生の人数の多い大ホールだった。
この頃、もう私は「事務のsatomeguさん!」ってある程度、いろんなところで顔が割れていた。
私は、試験会場で顔見知りの試験監督さん(社労士さん)達に会いたくなかったのですよ・・・
何故なら・・・また、落ちたら嫌だから(-_-;)
【8年目】
とりあえず勉強はした。でも、やりきったかと言われたら、わからない。
普通にやるべきことはやったと思う。
私は、目深にダメージキャップを被り、受験会場に行った・・・
もちろん、受験票の顔写真と本人確認をする時はキャップを取らないといけなかったが、それ以外のところでは、とにかく誰にも会いたくなかった・・・
選択式 25点
択一式 40点
あれ?去年より悪い。
足切りどころか、合格点にすら届かなかった・・・
なんなんだ?やっぱりこの試験、おかしくない?
思えば、この頃の発想は、人生で最も「クズ」でした。
そう、ちょうどプライベートでも上手くいかないことが多く、すべてを
「人のせい」にしていました。
試験が上手くいかないのは、子供達に手がかかるから。
仕事が忙しくて、手が回らないから。
同居している親にもいろいろ用事を頼まれるから。
そして、言い訳を続け、自分に言い聞かせます。
時間が無いんだから仕方ないよね?
時間がない中でやっているんだから自分で言うのもなんだけど、偉いよね?
落ちるとか落ちないとかではなくて、日々の実務にも役立つためにやっているの、だからいいの。。。
さらには、人と比べて、卑屈になったり、嫉妬をします。
(一発合格という人の話を聞くと)
たまたま、まぐれで、運がよかったんだなこの人・・・
(合格点ギリギリとか、救済で受かったとか聞くと)
私はあなたの何点も上の点数を取ってましたけど・・・
(あまり実務ができないと言っている有資格者さんがいると)
私の方が余程できるのに・・・
なんで?こんな・・・
なんで?私だけ受からない?
その辺の人より、私は余程できるのに!!
発想が、とにかく「ク・ズ!」
こんな考え方で勉強するくらいなら、まだ、「国家資格受けるワタシすごーい!」って単純に浮かれて、ワクワクしてテキストを読んでた頃の自分の方が余程良かったと思う!!
試験のことばかりではなかったけど、この頃は本当に嫌な事が多く
上手くいかないことは全て
「ヒ・ト・の・せ・い」
自分は悪くない。
でも、自分自身は人のせいにしていることに気が付かず、
こんなに私は頑張っているのに・・・とか
どうして大して努力もしていない人が、楽して暮らしているの?とか
こんな調子。
みんなイヤダ
誰とも関わりたくない。。。
恐らく、表面上、この感情をゴリゴリに態度に出していたわけでもなく、いつもいつも言葉に出してたわけでもなく、割と、普段通りに・・・
だから、当時の私を知っている人もそこまでのイメージはなかったかもしれない。
けれど・・・心の中は常にこんな感じ。
いつか別の日記に書くことがあるかはわからないけど・・・
この頃は・・・
本当にこんな自分が大嫌いでした・・・
今思うと、こんな考え方だから、悪いことを引き寄せていたと思います。
自ら、悪い方悪い方に物事を捉える!
結果、思ったとおりに(願ったとおりに?)悪い方に事が進む・・・
そんな「負」のスパイラルといったところでしょうか・・・
昔からの友人ともほとんど会っていなかった時期。
当時親しくしていた友人とは些細なことから疎遠になってしまいました。
やっぱり、この試験とは縁がないんだな・・・
どうしよう、今度の試験・・・
そう思っていた平成29年の春・・・
ある方から衝撃的な一言を突き付けられます!
次は、「失敗すること」は・・・の巻
※この話は、マガジン「七転び八起き!試験合格の先にあったものは?」にまとめられています。