2/24 OA ラジオレポ③
J-WAVE 斎藤宏介THE KINGS PLACE簡単ラジオレポ✏️
キングスミーティング前編
アルバム『USELESS』について。
元々XIIXを始めるに当たって思っていたことがあって、それはアルバム3枚かけてこのバンドというものを築き上げて行こうということ。
と言うのも僕はやっぱり
ユニゾンスクエアガーデン としての歴が長いので
UNISON SQUARE GARDENの
フロントマンがやってるXIIX
っていう見方をどうしてもされてしまう。
それは悪いことだとも思っていない。
でも本当にXIIXがやりたいことっていうのにはアルバム3枚くらいはかかるだろうなっていうのは何となく確証があったので、そういう風にやって行こうと最初から決めていた。
※1stアルバムでやったことは…
しっかりと音楽性を提示すること。
※2ndアルバムでやる役割としては…
ひらけて行くこと。
開けて行く姿勢があることをちゃんと示して行くべきだなと思ってアルバム作りに取り組んだ。
このアルバムは全12曲がカレンダーのような形で入っている。
2019年の10月から始まって一曲1ヶ月で2020年の9月で終わる。
その1年間は二度と無いような1年間だった。
図らずも開けて行くアルバムを作っている最中…
開けるって、つまり聴き手のことを考える、思いやる、みたいなことだと思うんだけど、人のことをめちゃめちゃ思いやった1年だったと思う。
それをちゃんとレコーディングして形に残すことに凄く意味があるんじゃないかと思ってアルバム作りを始めた。
元々僕は人に寄り添うとか、誰かに楽しんでもらう為にっていう動機で音楽をやったことが一度もない。
元々好きだったバンドとかミュージシャンはあんまり手を差し伸べてくれるタイプのミュージシャンじゃないところが好きで勝手にそこに憧れて、勝手に楽しかったり、救われて来たりしてから
自分がいざ、じゃあ開ける姿勢を示すといった時に、結構拒否反応みたいなのが正直最初はあって。
でも、それをやっていかないと多分XIIXの本当の本質は広まって行かないだろうなって思ったから…
よし! やろう!!
って言う風に思って作った。
1曲目の『Halloween knight』は本当に正直なことを言うと、現状に満足がいってなくて
何くそっ!!
みたいな気持ちから作った曲。
そこからひっくり返すから
マジで見とけよ!!
というモチベーションで
〈宣戦布告〉
じゃないけど笑
現状を一曲目でちゃんと表して
よし!
アルバム作ろう!!
って思った曲。
2曲目からはじゃあ、たくさんの人に聴いて貰えるように開けた音楽を作ろうって考えた時に何を思ったかというと
勝手にタイアップ曲を作ろう!
勝手に僕が作品においてタイアップ曲を作って
それが僕の思う
〈人を思う〉
という事だから
具体的な何かがあってそこに向けて作った結果、
色んな人に聴いて貰えるっていうことが今できることだなぁと思って、2曲目の『No More』という曲は勝手にタイアップ曲として作った。
それの手応えが結構あって
いける!!!!
ってなって、そこからいろんな曲を書き出した。
④キングスミーティング後編に続く。