3/7 OA ラジオレポ②
ZIP FM SUNDAY EVENING SPECIAL
XIIX ON THE RADIO
Q:アルバムの前半から一曲ずつ選んで言葉を添えるなら?
〈斎藤〉
『フラッシュバック』
個人的な好み。好き。
このアルバムの並びは出来た順。
心境の変化もグラデーションになっている。
心境の変化で言うと〈開ける〉って言う事を最初はむしろ〈こじ開ける〉みたいな感じで結構ミュージシャンとしてのプライドを失わないギリギリまで頑張って開くみたいな事をやったり、やらなかったり、みたいな感じでそこをちゃんとカッコよく、楽しくって言うのを一番いいバランスでこの時期に作れた曲。
〈須藤〉
『Vivid Noise』
何か派手。一番派手。前半の山。
宏介がエフェクターを押して初めての共同作業。
〈斎藤〉
一聴した感じの耳がついついいっちゃうパワーは凄くある。
Q:2人はどうや曲を作っているのか?
〈須藤〉
最初僕が下地をワンコーラスだけ作って、仮タイトル付けて
新曲できたよ〜
って投げる。
〈斎藤〉
知らない曲のカラオケだけ送られて来たみたいな状態。メロディのない知らない曲のカラオケに「俺が歌うなら、こうかな!」っていうのを歌って返して、それをまたリアレンジしてもらって、というキャッチボール。
大変だけど楽しい。何となく須藤くんがこういう歌をイメージしてるんだろうなっていうのを感じれる時は楽しいし、そこに沿ったり敢えて真逆なことをやったり…
そのキャッチボールをしている時
凄いミュージシャンしている気持ちになる
それが凄く大変だけど楽しいし
ライフワークとして
ずっと続けて行きたいと思っている。
Q:斎藤さんの表現がいっぱい詰まって返ってくることに対しては?
〈須藤〉
一発でバチっとハマる時もあれば
「あ、そっち行った???」って
アレンジをガッツリ直すっていうか
だったら、こっちかな?っていう時もある。
〈斎藤〉
須藤くんのアレンジャーとしての面白さって
一回決めた事を直ぐまた変えられるって言うところにあると思っている。
お気に入りのフレーズとかって勿体無くて捨てられない。でも須藤くんの場合は決めたことも「本当に作品のことを考えたらこっちの方がいいな!」ってなったら平気でハンドル切れる人。
〈須藤〉
結構その再構築が面白いなって事に
このアルバムを作って気付いた。
絶対ひとりじゃ出来ない。
野球のボールが最終的には
風船になって飛んで行っちゃった
みたいな笑
続く。
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