3/7 OA ラジオレポ①
ZIP FM SUNDAY EVENING SPECIAL
XIIX ON THE RADIO
Q:2人の出会いは?
ユニゾンスクエアガーデンで対バンした人と仲良くなった人にすってぃを紹介してもらった。
13年くらい前。
Q:音楽家の知り合いが多い中、この2人でXIIXを結成した決め手は?
〈斎藤〉
曲作りのラリーが凄く面白かったので、これはちゃんとメンバーとして一緒に足並み揃えてやれたら楽しいし、長く続けられるだろうなって思った。
〈須藤〉
自分で曲を作ったりだとか、そういうことをやりたいなぁとずっと思ってて。その中で宏介が作る曲だったり自分の作った曲を宏介が色んなメロディつけたりとか、その関係性がすごく良かったし、キャッチボールが上手く行って、これは直ぐにやった方がいいなと思って声をかけた。
そして、メジャーデビュー!!
願いが叶った。
感無量です。
Q:『USELESS』制作に入る気持ちの切り替えは?
〈斎藤〉元々リモートワークで作っていたのでコロナ禍になる前からやり方は全く変わらず影響はなかった。凄く音楽と向き合う期間になったが良いところも悪いところもあった。
忙しい合間を縫って作る熱量は時間があり過ぎると出ない。締め切りがない、目的がハッキリしないって中で暗中模索で作って行くのがなかなか難しい思った。
〈須藤〉
2019年10月から 2ndアルバムの制作をしていた。曲を作りたくて仕方ないと言うか出来ちゃう。
でもずっと家にいる時間があって自分の楽曲に向き合ってみると、意外と出来ない部分に気付いたりして、自分が思い描いた音を作る作業に〈限界を知る〉じゃないけど、それをより掘って新たな力をつけるために凄い必要な時期だったと思うし、とても自分自身がレベルアップできたと、このアルバムを作って思った。
2枚目のアルバムについては
〈斎藤〉
開けよう!!っていうのはテーマとして持っていて、1stアルバムで音楽性をしっかり示たと思うので、
2枚目のアルバムではちゃんと聴き手を意識して、受け取ってもらった時点でその人の曲として完成するようなものを作りたいと漠然と思っていたけど、
音のやり取りで凄くお互いをよく知れたと言うか、楽曲制作の過程で言葉にはせずとも、今こういうモードなんだろうな、自分はこういうモードなんだという気持ちはあった。
Q:音楽でわかるんですね?相手のことが。
〈須藤〉
コイツ、これやりたいんだな!笑
変なことしたいんだな、斎藤さんは!笑
みたいな。
〈斎藤〉
変なことしたいよ〜笑
Q:『USELESS』というタイトルについて
〈斎藤〉
『ユースレス・シンフォニー』から。
聴き手を意識するというテーマにまさしくピッタリな今をちゃんと歌おうと思って。音楽が不要不急であると言われる世の中ではあるけど、その不要不急が自分にとってかけがえのないものなんだ!っていう曲がまず生まれて。これはアルバムのコンセプトになるなと思ったのが一番大きな理由。
元々開けて行こうとは自分で言ったものの、言い方悪いけど人のことを思いすぎて媚びてしまったりとか、自分のやりたい事をグラグラさせてまで表現するということに対して僕は物凄く抵抗があって。
凄く葛藤があったり、人に音楽を作るって難しいなってずっと思ってた。
でも実際にやってみると、そんな自分が作る〈人に寄り添う曲〉は、ちゃんと自分を失わないまんま作れるなって気付きもあって。
だから本当にこのアルバムを作った意味はこの『USELESS』が出来た以上に、XIIXにとって凄く価値のある時間だったなと思う。
続く。