【七十二候】鴻雁北(こうがんかえる) 雁(がん)は古くから日本人にとって馴染みのある鳥
こんにちは。佳輪(かりん)です。
贈り物向けに名入れのできる縁起物の包丁を販売しています。
今は、七十二候の鴻雁北(こうがんかえる)の時季です。
雁の生態
夏にロシア、カナダ、アラスカ等で繁殖し子育てした雁(がん)が秋に日本にやってきます。雁の繁殖地は北極圏に近いため、夏の終わりころから地面は雪に覆われ水面は凍り捕食が難しくなります。その為、秋に食べ物を求めて日本にやってきます。日本で越冬した雁は、今の時季に生まれ故郷へ帰っていきます。
夏は天敵の少ない北極圏の近くで繁殖し、寒さが厳しい冬は食べ物を求めて日本へ。その飛行距離、約4,000km! 日本の最北端から最南端までが約3,000kmと考えたら、毎年すごい距離を移動するんですね。しかも往復。
雁は家族想いの鳥です。子育て、移動といつも家族一緒です。家族の一員が亡くなると、ショックで悲しみ、なかなか離れようとしないそうです。人情味あふれてます。
雁と日本人
雁をあしらった家紋を雁紋(かり)といいます。空を飛ぶ雁の姿を表しています。古くから読まれる和歌にも季語として雁が登場し、雁が飛んでる姿で季節を感じていたことが伺えます。
めちゃ、かわいい!!!
日本人にとって親しみの深い鳥だったんですね。
空に見かけることがあれば、温かく見送ってあげてください。
佳輪(KARIN)