牡蠣の緑色の部分って何なの?食べられる?どうして緑色なの?
牡蠣の殻を割って中を見てみると、
身やヒダのあたりが
緑色になっていることがあります。
この緑色の部分はすべての牡蠣に
見られるものではないので、
「もしかして食べられないのでは?」
「傷んでしまったのでは?」
などと思う方もいらっしゃるでしょう。
見慣れないものだけに驚いてしまいますが、
結論からお伝えすると
牡蠣の緑色の部分は食べても問題ありません。
この緑がかったところは、
牡蠣の「内臓」です。
もし緑色でなかったら、
普段どおり何も気にせずに
食べてしまう部分でもあります。
なぜ緑色になっているのかというと、
これは牡蠣自体が変色しているのではなく
内臓の内容物が緑色をしているために
全体が緑色に見えているのです。
牡蠣の栄養源であるプランクトンの中でも、
植物性のプランクトンは緑色をしています。
暑い時期などは植物性プランクトンが
海に大量発生することが多く、
プランクトンをたくさん食べた牡蠣の
内臓が緑色になるというわけです。
植物性プランクトンには
有害物質を産生するものもいて、
食中毒の原因になる場合もあります。
ただ、養殖の牡蠣であれば
有毒プランクトンがいない環境で
きちんと管理して育てられているので、
食中毒になる心配はほとんどありません。
「見た目が気持ち悪い」という場合は
取り除いて食べても良いですが、
きれいに取り除くのは至難の業でしょう。
野菜のように緑色由来の栄養を
摂れるというメリットもあるので、
見た目だけで毛嫌いしてしまわずに
ぜひ食べてみてくださいね!
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