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自分の気質に合わない努力をすると、自分を愛せなくなる
よくいろんな記事で「頑張らなくてもいいんだよ」
と言う言葉を目にするのですが、果たしてそうなのでしょうか?
私自身、2歳の頃から、作家になりたい!と決めてその気持ちがぶれることなく、美大に入り、今は作家のフリーランスとして活動しております。
なので、私は
「目標に向かって頑張れた自分」を、結構誇りに思ってますし、
「努力をし続けられた」という事実は、確実に自分の自信になっています。
ぶっちゃけ、この
「頑張らなくてもいいんだよ」の真意って
「自分の個性(気質)に合わない努力はやめよう」
なんじゃないかと思うのです。
ちなみに自分は「芸術家」の気質を持っています。
ですが、何度か違う価値観の場所で、もがいてた時期があります。
●運動部で周囲を盛り上げたり、人を引っ張ることを求められた時
●ビジネスの勉強で、数字を取ることに必死になってた時
●集団行動が求められる時
そういった、自分の気質に合わない結果が求められる場所にいた時、
「自分は何もできない人間なんだ」と思わざるおえないくらい、結果を出すことができませんでした。もしくは、出したとしても周囲と揉めるとか・・・。
しかも、力が発揮できない(クッソポンコツになる)ので、当然周囲から「役立たず!」と罵られます・・・。で、実際に仕事のミスが多いです。
こんなんで自分を愛する(価値があると思う)なんて、果たしてできるのか?
と思いました。
自分の気質に合わない仕事やコミュニティに在籍して、その結果うまく振る舞えず、さらにそれを見て周囲から馬鹿にされる・・・
そんな状況で「あなたには価値があります。」なんて思おうとするのは、正直無理があります。と言うよりも、もはや「認知を歪めている」行為ですらあるように感じます。汗
そういう時って「自分に価値がある」と思いたいだけで、価値を感じられている状態にはなれないと思います。
じゃあ、どうすればいいのか?というと、
自分の中にある恐怖と向き合って、自分の気質にあうものを探す
という努力がやっぱり必要だと思います。
私の場合、作家になりたい!と思った時に「そんな生活できるなんて一握りの人間だ」という恐怖と向き合いましたし、今は人生で初めて芸術家のコンペに応募するという挑戦をしてますが「そんなの自分には無理だ」という恐怖と向き合っております。
※まぁ、多分なんとかなるんでしょうけど・・・汗
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私は、自分の気質に合わないことを求められる場所にいた時に
強烈に自己否定に走ったのですが、むしろ、それでよかったと思ってます。
なぜなら、そのおかげで「自分に合わないことが、いかに自分の人生を真っ黒にするのか」を、痛烈に感じることができたからです。
「もう、あんな間違いはしないぞ!」と思えるようになったし、あの時の、自己否定する感覚を知ってるからこそ、新しく何かに取り組むときに「あ、これは今自分に合わないことをしている!」と気づくことができる。このように、人生の羅針盤になってくれています。
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そして、冒頭で「頑張れること」は自信になる。と言う風に言ったのですが、
「自分に合わない場所で無理をする」努力は、自己否定を強めるので、こう言う場合の努力が、不健康だと思ってます。この場合は努力の向ける場所を変える必要があると思います。
自己否定に走るというのは、それ自体が悪いことではなく「ここはあなたの場所じゃない」と教えてくれる羅針盤でもあるので、素直に受け止めたほうが、改善に繋がると思います。
そして、ここからが本題なのですが、合わない場所から抜け出し、自分の気質に合う環境に行った時
人は自然と努力するような気がします。
私は今、芸術のコンペ用の絵を描くようになってから、以前より少ない力で、今までよりも多くの時間を絵に込められるようになっています。
なので、よく世間で囁かれる
「自分のままでいいんだよ」「自分には価値があるんだよ」
という言葉のまま、今の状況を変えなかったら、今度こそ本当に心の病になるかもしれません。
過去の自分を振り返ると、価値観の合わないグループを抜けずに、そこにい続けて、「自分には価値があるから大丈夫」と頭で思おうとする努力だけをしていたら、今頃、鬱になってたと思います。(実際、なってる人もいました。)
私たちは、身体を持っている人間なので、「自己否定」が出たら、その感覚に従って、体を移動させる権利があります。選択する自由があります。
「自分を愛する」ことが難しい状況ってたくさんあると思います。
そういう時は、今言ったように「移動する権利がある」という風に考えてみるといいかもしれません。自分を発揮できる場所にいた時、自然と「愛」を感じやすくなると思います!
ではこの辺で!