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桜2023

今年の冬から春への季節の移り変わりには驚かされた。
寒暖の差が徐々に暖かさへ変わっていくのではなく、気まぐれに、そして突然に「暖か」を通り越して暑いに至る異常な変化を見せた2月〜3月だった。

この急激な変化についていけないのは人だけではなく、草木もそれなりに勘違いを起こしていたような気がする。
その分、桜に開花期間が長く、それなりに楽しめたような気がする。
とは言え、僕の住む街ではかなり散ってきている。

昨日、坂本龍一さんの訃報が届いた。
坂本龍一さんの最後の作曲が校歌だったことにも驚いた。

坂本龍一さんの音楽の世界が急に桜の散り際へと集結して行ったのかと思うと、死を予感しながら最後のアルバムを作ったデビッド・ボウイの姿と重なった。

「桜」
花は散りゆくも木は残る。

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