美しいパステル画を描くために...色の混色はなぜいけないか
絵具とは
上の図 a の色料は、どんな絵の具にも共通しています。
昔から基本的に変わっていません。
b の展色材・希釈材であるグリーンの四角内の物質の違いによって、数多くの絵具の種類が作られてきました。透明性、不透明性もこれで決まります。展色材・希釈材は、時代により、場所により、様々な物質が考えられました。
ですから、どのような絵具を使う場合もグリーンの四角内の物質の特性に注目し、熟知して下さい。それが、多様な絵具を使いこなすコツです。
顔料とは 染料とは
色の混色はなぜいけないか
①絵具のような物質の色の混色は、黒に近い色になる。”減法の法則”
光のような非物質的な色の混色は、白色となる。”加法の法則”
②異分子と異分子の混合は、不可能である。”物理の定理”
③光との関係で、物質の特性が失われ、絵具は、その本来の色を主張しなくなる
(にごる)。
④ただし、土性顔料どうしや、人工染料系絵具どうしは、原料が類似しているため、比較的濁らない。
⑤理論上の混合というものはある。赤+青=紫、青+黄=緑、黄+赤=橙。
この理論は、透明性絵具の層を重ねることによって実際絵を描くことに役に立つ。
しかしあくまでもこの場合は、混色ではない。
変色とは 退色とは
活性絵具とは 不活性絵具とは
有彩色とは 無彩色とは
色の三要素とは
【補足】パステルアーツパステルパレットの A・B・C グループは、高彩度色で、
パステルアーツパステルパレットの D グループは、低彩度色です。
#パステルアーツ #渡辺藤一 #アトリエドパステル #絵具とは
#顔料・染料 #色の混色 #変色・退色 #活性絵具・不活性絵具
#有彩色・無彩色 #色の3要素
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?