絵について その3...体のリズムとストローク
MESSAGE from TOUICHI WATANABE
絵は、労働やスポーツに似た”行為”です。集中力と持続力を要求される行為です。講義の知識や理論は、その呼び水のようなものです。「サトウは甘い」「シオはショッパイ」ということは知識であって行為ではありません。サトウはなめてみて初めて甘いとわかるものです。シオはなめてみて初めてショッパイとわかるものです。知識は大切なものですが、あくまでも絵は体を通して追求していってください。
各自はそれぞれ独自の肉体と個性をもっています。自らの体奥のリズムに気づき、そのリズムに乗って絵を描き進めていってください。特にストロークやタッチは、それが目に見えるものとして表現されます。また、以上のような観点からも健康に留意してください。
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